Alpine Square / アルパイン広場
5月22日出発「ハワイ島&カウアイ島ハイキング 7日間」
「今も成長中」ユニークな生い立ちが魅力
「ハワイ」といえばオアフ島にある、ワイキキやホノルルなどをイメージする方が多いと思いますが、ハワイ諸島の誕生はすべてハワイ島のあたりにあるホットスポットから始まっています。ハワイ島は現在も成長途中、そして誕生した島々はプレートに乗って爪が伸びるほどの速度で日本に近づいているそうです。いつかは日本に衝突か?!と思いきや、誕生から500万年程経過したカウアイ島は、風雨のシャワーを浴びながら(耐えながら)素敵に年を重ね(老いていき)、ハワイ島からは想像できない浸食を受けた風景に変わっています。リゾート地のお洒落なストリートや綺麗な海岸線もハワイの一面ですが、今回はそれとは異なる2つの島の雄大な自然が舞台です。そんな舞台を案内してくれたのは、小柄ながらも元気で自然を愛して止まない長谷川久美子さん、野生児の言葉がぴったり?!カウアイ島に愛し愛された男、いろいろな体験をさせてくれるボビーのお二人です。
「今も成長中」ユニークな生い立ちが魅力
島の面積だけでない”big island”の山々
「本当に4,000mもあるの?」と質問が出るくらい高さを感じない山、それがハワイ諸島最高峰のマウナケア(4,207m)。滞在したヒロから見てその左隣に“丘”のように見えたのは第2位高峰のマウナロア(4,169m)。富士山を見慣れている方でなくとも、何度見てもそう感じるほど、2山とも裾野が広いのです。マウナケアに向かう途中、走れば走るほど感じるその大きさ、そして高さに圧倒されます。海面下、つまり海底から山頂までを測れば世界最高峰のエベレストより高い山になるそうで、さすがに山頂付近まで来ると低酸素で体も重く感じ、山麓との気温差でもまた高度を実感されていました。
マウナケアの最高点は現在立ち入り禁止になっていますが、山頂展望台から見るマウナロアとキラウエア、そして影マウナケアだけでなく“地球の影”にもその大きさを感じました。先住民曰く“神々の住む地”で美しい夕景と星空を堪能した夜でした。
島の面積だけでない”big island
生きている島
ここ数年、私が訪れたときは活発なキラウエア火山は、今回もハレマウマウ火口から時折、溶岩が顔を覗かせていました。午前中にキラウエア・イキ・クレーターをハイキング。人間ってなんてちっぽけなんだと感じてしまうクレーター内にも植生が快復しつつあり、絶海の孤島時代から残る固有種の姿に生命力の強さを感じました。しかも活発に活動している火口がすぐ付近にあることは驚きでした。午後は海面に流れ込む溶岩の姿を見ようと予定を変えて訪問しました。
途中で天候が崩れた時は、不安が顔を覗かせたものの(まさに私の顔)、ご褒美のように美しい虹がいつまでも消えることはなく七色に輝いていました。(どれだけ幸運なのだろう.とは私の心の声)
夜が近づくにつれて火口の方から流れ下る溶岩が赤く光り、海に流れ込むその様は、なかなか見られない景色で、少し遠望なので音は聞こえなかったものの、活発な今だからこその貴重な体験となりました。
生きている島
緑溢れる”garden island”カウアイ島
ハワイ島を色に例えると黒、ではカウアイ島は?と聞けば、きっと皆さん“緑“と答えて下さったと思います。ドライブ中も随所に見られる山肌はどこも緑に覆われており、ハワイ島と比べると断然癒されるのがカウアイ島です。数々の映画の舞台となったこともあり、”あそこも見た、ここも覚えている“と映画好きの方には必見です。
緑が多いカウアイ島=雨が多い島と誤解されている方もいるかもしれません。降雨量が多いのは島の中心に位置するワイアレアレ山で年間10,000mm以上、一方空港があるリフエなどは年間1,000mm程度ですので、私の地元・名古屋と比較すれば少ないものです。今回は天気が不安定との予報だったので、それを考慮して早めに出発、ハイキングコースも変更してアレンジ。花の説明やヤシを使った実演(詳細は秘密です!)、マンゴー収穫など、まるで体験学習に参加した生徒さんのようで何事にも興味深々でした。お腹一杯にしたマンゴーの味は、きっと忘れないでしょう。
緑溢れる”garden island”カ