Alpine Square / アルパイン広場
5月30日出発「花の宝庫ピレネー山脈ハイキングと聖山モンセラット 10日間」
お客さまからのプレゼント
アルパインツアーでは世界各国でお世話になっている現地ガイドがたくさんいます。フランス側のピレネーをご案内いただくフィリップさんもその一人で、毎回お客さまの人気者です。いつも笑顔をたたえ、丁寧に花の解説をしてくれるフィリップさんは、当社の社長芹澤の30年来の旧知の仲でもあります。今回は、過去に同行したお客さまから、ぜひ彼にとそのお客さまご自身が書かれた絵画を預かって現地へと飛び立ちました。何重にもダンボールで梱包したため、何倍にも大きくなる貴重な絵画。責任重大です。絵描かれているのは、今回もハイキングで訪れるビニュマール峰。遠く離れた日本から海を渡ってきた素晴らしいプレゼント。受け取ったフィリップさんはしばし、本物の山の展望を眺めるように、素朴に絵描かれたビニュマール峰にしばらく見とれていました。
フィリップさん
晴天にめぐまれたガバルニー大圏谷ハイキング
お花が多いことで有名なピレネーですが、お花が多いということはそれを育む雨も多いわけですが、本日のガバルニー大圏谷ハイキングは気持ちのいい快晴。早朝から散策に出られたお客さまが街中から雪をまとったガバルニーの姿が見れたと嬉しそうにホテルへと戻ってらっしゃいました。ガバルニー村からハイキングがスタートすると、正面に絶景を眺めながら歩くことができます。のどかな森とは対照的な猛々しい岩壁の風景。また落差400m以上ある滝の間近まで足をのばせば、そのスケール感は凄いの一言です。
ガバルニー大圏谷
美しい中世の町・トルラ
旅はバルセロナからフランス側に回り、再びスペインへと戻ってきます。そんなスペイン側のピレネーで滞在したのがこのトルラです。石畳の小道の両側に石造りの家が軒を連ね、まるで中世から時が止まったかのような雰囲気の町並み。古い歴史を持ち、ピレネー越えの巡礼者が立ち寄る村でもあります。そこから見るオルデサ渓谷の巨大な岩壁は、ガバルニーとはまた違ったダイナミックさ。また風景も素晴らしいですが、ピレネーを背景に、自然と調和している村の景観も、トルラの魅力でしょう。今回はここで2泊し、ゆったりとオルデサ渓谷のハイキングと中世の街の滞在を楽しみました。
中世の町・トルラ
成長してる?未完成のサクラダファミリア
スペイン・カタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディ氏が手掛けた未完成の巨大教会サクラダファミリア。もう昔、観光旅行で来たから別にパスでもいいわ~なんてお客さまがいらっしゃいましたが、そんな方にこそぜひ訪れて欲しい。21世紀に入っても、完成まで200年はかかるだろうと言われてきましたが、2010年ローマ教皇ベネディクト16世によって「バシリカ」に認定する聖別のミサが執り行われのを契機に急ピッチで工事が進み、現在ガウディ没後100年に当たる2026年の完成を目指しています。つまり、完成まであと9年という段階まできているのです。実際そのお客さまも、変わり果てた(?)サクラダファミリアに興奮気味にシャッターを切ってらっしゃいました。
サクラダファミリア