Alpine Square / アルパイン広場
7月22日出発 「ジョン・ミューア・トレイル・トレッキングと世界遺産ヨセミテ国立公園 8日間」
世界中のバックパッカーが憧れるジョン・ミューア・トレイルを歩いてきました!
ジョン・ミューア・トレイルは、アメリカのカリフォルニア州に連なるシエラネバタ山脈にあり、全長340㎞に及ぶロングトレイルです。国立公園設立の立役者であり、自然保護の父とも呼ばれるジョン・ミューアの生前の功績を讃えて作られました。全てを歩くには3週間以上かかりますが、ツアーではそのハイライトを3泊4日のテント泊で縦走します。
点在する森や湖、可憐に咲き乱れる高山植物、雄大な花崗岩の山々など、日々万華鏡のように変化する美しい景観を楽しみながらウィルダネス(原生自然)の中に身をゆだねた4日間は、至極の時となりました。テント泊と言っても、テントや食料などはミュールが運びますので、最小限の荷物でトレッキングを楽しんでいただけます。また、食事はパスタやパンケーキなど美味しい食事をスタッフがご準備いたします。
歩くにつれて姿を変えるバナー・ピーク
絶景のテントサイト! サウザンド・アイランド・レイク湖畔に2連泊
トレッキング1日目と2日目は好展望地サウザンド・アイランド・レイクに2連泊します。この辺りはジョン・ミューア・トレイルの中でも最も美しい場所のひとつと言われており、このテントサイトからは、いくつもの島々が点在する湖と、聳え立つバナー・ピーク(3,943m)の絶景が望めます。手つかずの大自然の中でゆったりとした時間を過ごし、刻々と変化する景色を存分に満喫していただきました。夕暮れとともに空が薄紫色に染まり、やがて月夜の中に星々が輝き、静寂に包まれてゆく時間は、大自然の中に身を置いてこそ体験して頂ける貴重なひとときです。夜中に目覚めてテントから顔を出してみると、月明かりの中にバナー・ピークの稜線が浮かび上がり、とても幻想的でした。日の出とともに見た、真っ赤に焼けるバナー・ピークは、眠気も吹き飛ぶ美しさで、皆さまもとても興奮されていました。
テントサイトから絶景を独り占め
毎日爽快! シエラブルーの青空に歓迎されて
このエリアは非常に乾燥していて、特に夏の間は晴天が続くのが特徴です。その青空の美しさは、「シエラブルー」、「シエラ晴れ」という言葉で表現されるほどです。実際、私たちが歩いた4日間も、毎日一点の雲もない快晴が続きました。点在する湖や残雪が残る山々、荒々しい花崗岩の岩山、真っ赤に燃えるペイントブラシの花々、緑豊かな松林…、そのどれもが青空によく映えて、美しい景観を作り出していました。標高3,360mのドノヒュー・パス峠越えや1日9時間近いトレッキングも、こうした自然からの応援を受けて、足取り軽やかにぐんぐんと進むことができました。お客様が「こんなに雲を見ないことってあるかしら」と驚きと喜びの声をあげていらしたのが印象的です。私たちのトレッキングは、毎日素晴らしい青空に見守られ、どこまでもつづくウィルダネスの中を軽快に進んでいきました。
標高3,360mのドノヒュー・パス峠越え
ハイタッチでゴール!山仲間と過ごす至福の時間
テント泊はホテルのように快適ではありませんが、大自然の中に身をゆだねて五感で自然を感じ、自然を愛する仲間とともに感動を共有することができる貴重な体験です。絶景を愛でながら、文字通り同じ釜の飯を食べ、山談義に花を咲かせているといつのまにか夜が更けゆく。そして疲れた身体をテントに潜り込ませ、なだれ込むようにマットに横たわると、心地よい疲労感に包まれて、知らぬまにまどろみ、気づけば夢の中…。ジョン・ミューア・トレイルでは、こんなふうに時間が流れていきました。まさに大自然に抱かれて、ウィルダネスの魅力を存分に感じていただける山旅です。4日間を山中でともに過ごした仲間とは自然と団結力が生み出され、トレイルエンドではハイタッチでお互いの完歩を讃えあう姿が印象的でした。
感動と達成感に包まれて集合写真!