Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 韓国最高峰・漢拏山（ハルラサン）
済州島
180万年前から火山活動が始まり、楯状火山の活動で島がほぼ形成され、島内および海岸には360個以上の火砕丘が形成されています。おもに岩質は玄武岩から成り立っています。なお、済州島は日本とも近く、最も近い長崎県の五島列島まで約180kmの距離にあります。島の周辺には暖流である対馬海流が流れているため、大陸性気候により冬の寒さが厳しい韓国の中では最も温暖な気候になっています。この気候を利用して、韓国で唯一のミカンの産地となっています。済州島のシンボルとなっているトルハルバン（石じいさん）は、もともと朝鮮時代の行政区域である3つの郡・県のそれぞれの東・西・南門の入口に立てられた、村の災厄を追い払う守護神（道祖神）であったが、現在は土産物としてトルハルバンを模した置物が製作・販売されています。また、食事でもアワビ粥などの海鮮料理や黒豚の焼肉（サムギョプサル）などが有名です。
城山日の出峰（空撮）済州特別自治道より
韓国最高峰・漢拏山（1,950m）
韓国最大の島・済州（チェジュ）島は、豊富な動植物を抱えた森や草原、寄生火山、風光明媚な海岸などが調和をなして美しい自然環境を作り出しています。学術的にもその価値が認められ、「漢拏山」自然保護区域、「城山日出峰」の凝灰環、「万丈窟」など溶岩洞窟群の３つが「済州火山島と溶岩洞窟」として、2007年に世界自然遺産に登録されました。
漢拏山は、この済州島の中央に位置する最高峰です。1,950mの最高点は現在立ち入り禁止となっておりますので、東稜頂上（1,935m）が最高到達点となります。登山ルートは、城板（ソンパナク）登山口の他、観音寺（カヌンサ）登山口など、いくつかの登山ルートがありますので、登りを下りでコースを変えるのがお勧めです。登山道は、とてもよく整備されており、危険な場所はなく、国内外から多くの登山者が訪れる人気の山です。ただし、コースタイムが９～10時間となりますので、体力は必要となります。
漢拏山頂上付近から望む済州の街並み