Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 メキシコ第四の高峰トルーカ山
中南米の大国メキシコ
メキシコは北アメリカ南部に位置し、北にアメリカ合衆国、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面しています。国土は日本の5倍もの面積を誇り、総人口は1億3,000万人と中南米屈指の大国です。日本からは直行便が就航し、この路線は日本発着の直行便としては最長区間距離です。メキシコは首都メキシコシティをはじめ、ティオティワカン文明時に建造された太陽のピラミッドや、ユカタン半島各地に残るセノーテ（泉）、世界的に名の知れたリゾート地カンクンなど観光大国としても知られています。また、メキシコの魅力の1つとして特徴的なのは人です。大部分の人がラテン独特の力強さや底抜けの明るさ、寛容さを持ち、訪れる観光客を魅了します。夜になると街のあちらこちらでバイオリンや、トランペット、ギターなどの楽器を使用したマリアッチの演奏が行われ、その周囲を人が取り囲み、踊りあかすこともあります。
世界遺産ティオティワカン遺跡を巡る
日帰りで登るメキシコ第四の高峰トルーカ山
メキシコには5,000mを越える山は最高峰オリサバを含め３座ありますが、いずれも特別な技術を要するため、トレッキングのみで登頂できるのは第4峰のトルーカ山北峰（4,620m）です。トルーカ山は立派な独立峰ですが、万年雪はなく、頂上直下の火口壁（4,200m）近くまで車で上がれるため、歩いて登るのは標高差にして約400mです。火口には美しい火口湖があり週末には行楽客も訪れるほどです。頂上部は火口湖を半円形状に囲む火口壁で形成され、頂上稜線上には“修道士のピーク”と呼ばれる南峰（4,707m）、“鷲のピーク”と呼ばれる北峰（4,620m）、そして東峰があります。最高点は南峰ですが、岩登りの技術を要するため一般的には北峰を目指します。北峰への登山は火口湖の手前からスタートし、東峰とのコルから岩がちな尾根の登山道を登って頂上に達します。トルーカ以外にもマリンチェ山（4,461m）など多くの名峰がありますのでぜひチャレンジしてみてください。
トルーカ山北峰への登り