Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 タスマニア島日帰りハイキング
自然の宝庫タスマニア島へ
タスマニア島は、オーストラリアを構成する州のひとつです。本土南岸の都市、メルボルンからバス海峡を隔て約250km沖の洋上に位置しています。広大な本土と比較するとわずか1%にも満たない面積ですが(それでも北海道の2/3程度はあります!)、島の4割近くが国立公園や世界自然遺産として保護され、オーストラリアのなかでは最も自然が豊かな場所のひとつになっています。日本と同様に、はっきりとした四季があるため、春から秋にかけての旅行シーズンには、本土ばかりでなく、世界中から豊かな自然を求め、人々が訪れます。タスマニアの自然を楽しむ方法は、いくつかありますが、やはりお勧めはハイキングです。島内に点在する国立公園の中のハイキングコースを歩けば、様々な表情を持つ、タスマニアの自然を五感で感じ、楽しむことができます。
フレシネイ国立公園でハイキング
タスマニアの自然を楽しむハイキングへ
タスマニア島のハイキングコースのなかでも、特にお勧めしたい2つのコースをご紹介します。まずひとつめは、東部沿岸のフレシネイ国立公園のコースです。このエリアは島内でも晴天率が高く、さんさんと輝く陽光に照らされた海や浜が美しい場所です。ピングがかった花崗岩が山肌に見え隠れするトレイルを2時間ほど歩くと、低木林の奥に突然紺碧の海と白砂の浜が現れます。徒歩でしかアプローチできない浜は、ピュアそのもので、思わず靴を脱いで歩きたくなってしまうような場所です。2つめは、島中央部に位置するクレイドルマウンテ・レイクセントクレア国立公園のコースです。この場所は、手つかずの自然が最も残る原生自然の核心部として、世界遺産にも指定されています。冷温帯雨林の緑鮮やかな森の景色、氷河期に穿たれた荒々しい山容はこの場所ならではです。自然の密度が高いため、生息する野生動物も多く、ウォンバットやワラビー、ポッサムとの出会いも期待できます。タスマニアにはこの他にもたくさんのトレイルがあります。ぜひみなさんもタスマニアのハイキングにお出かけください。
固有種が多いタスマニア島