Alpine Square / アルパイン広場
【今日の花】 マウントクックリリー
世界最大種のキンポウゲ
本日ご紹介するのは南半球に咲く花、ニュージーランドの在来種マウントクックリリーです。葉の形がスイレン(ウォーターリリー)に似ているので“リリー”と呼ばれていますが、キンポウゲ(バターカップ)の一種です。NZにキンポウゲ科は40種近くありますが、これは世界でも一番大きい種類なので、正式には「ジャイアントバターカップ」といいます。葉は丸型で波打った縁をもち、直径約20㎝。白く透明感のある花が咲き、花の直径は5~7㎝。開花時期は11月から12月でNZ南島の海抜700m~1500mの湿った場所に生息します。名前の通りマウントクックで観察することができ、フッカー谷を歩けばNZ最高峰のマウントクック(3,724m)とマウントクックリリーの写真を撮影することができます。ここ以外ではミルフォード・トラックのマッキノン峠付近にも生息していて、トレッキングで疲れた身も心も癒してくれる有難い花です。
マッキノン峠にて