Alpine Square / アルパイン広場
【今日の名峰】 四姑娘山(6,250m)
世界屈指の難峰
中国の四川省に聳える世界屈指の難峰、四姑娘山(6,250m)。スークーニャンシャンと呼ぶその山は、1981年に同志社大学隊によって登られ、92年には広島山の会隊によって南壁が初登攀されました。また北壁側は標高差1,500mもの絶壁がそびえ立ち、あまりに困難な壁のため、長年登られることがありませんでした。その難攻不落の壁を2002年にはじめて攻略したのがイギリスのスーパークライマー、ミック・ファウラー。6日間にわたった登攀は、立ったままのビバークを含む厳しいもので、その初登ルートは未だ再登されていないそうです。
写真の四姑娘山は南壁側に位置する山麓の村・日隆(リーロン)郊外から撮影したもの。下に写る緑の稜線は、ツアーでご案内している4,000mほどのお花畑を歩くハイキングコースです。足の踏み場がないほどに高山植物が咲く稜線からは、眼前に四姑娘山がそびえ立ちます。天を突くように聳えるその姿は本当に美しいものです。私たちには到底登ることができない山ですが、いつの日か必ず訪れたい四川省の名峰です。
山麓は足の踏み場が無いほどのお花畑