Alpine Square / アルパイン広場
【今日の花】 テガタチドリ
フィールドで一際目立つ可憐な色
本日、紹介する花は、テガタチドリ(ギムナデニア・コノプセア)です。英語名は香ばしいランという意味のフラグナント・オーキッドと名付けられたように、強い香りがするランです。根の形が手のひら状に広がることと、花はハクサンチドリ同様にたくさんの鳥が飛んでいるように見えることから名付けられました。周りの草から花穂が突き出ていることと、きれいなピンクの色もあいまって、かなり遠方からでも、非常に目立つ花のひとつです。当初はスウェーデンの植物学者で分類学の父であるカール・フォン・リンネによって名付けられたそうですが、その後、英国の植物学者ロバート・ブラウンによって属名が変更されたという逸話があるそうです。北欧からアルプス、ピレネー、日本まで広く分布しています。写真はノルウェーのヨートゥンハイメン国立公園のトレッキング中に見かけたものです。長いトレッキング中、みずみずしい花に出会うと、元気づけられます。
ヨートゥンハイメン国立公園でトレッキング