Alpine Square / アルパイン広場
【今日の花】 ゲンチアン
エーデルワイス、アルペンローゼと並ぶアルプス3大名花
(学名:Gentian acaulis )リンドウ科リンドウ属の多年草。ヨーロッパアルプスからピレネー山脈まで広域に分布し、標高1,200~3,000mの日当たりの良い草地に生えます。高さ5~10cm、数輪まとまって咲くので良く目に留まります。薬効があり、根茎を乾燥させ粉末にして、消化器系の漢方薬に使われるようです。リンドウ科の花は色も形も様々ありますが、個人的にこの濃い青紫の花が私は大好きです。スイスでも見る機会はとても多く、健気に身を寄せ合って咲いている姿を見ると私はついカメラを向けてしまいます。写真は、昨年7月にスイスのグリンデルワルトを訪れ、メンリッヘンからクライネシャイデックへのハイキングコースで撮りました。この日は最高のハイキング日和で、アイガー北壁とお花を見ながらのんびり歩きたかったのですが、このあとユングフラウヨッホ展望台へあがる登山鉄道の予約時間があって少しだけ気持ちが急いていました。この地をぜひとも再訪して、またこの花にも会いたいものです。ちなみに、オーストリアで造幣している1セント(=€0.01)コインには、ゲンチアンが刻印されています。共通通貨のユーロにも国ごとの特徴があって、面白いですね。
ハイキングで出会う花々も楽しみ