世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

本日、紹介する花は、アストランティア・マヨールです。セリ科の多年草で、45cmから大きいもので90cmほどまで育つそうです。中央にあるピン・クッション状にある小さいものが花で、花の下にある白いひだ襟状のものは包葉になります。アルプスの比較的標高の低い樹林帯と草原帯の境目くらいでよく見かけます。派手な花ではありませんが、よくよく見てみると、とっても精緻なつくりの大人好みの可憐な花です。花の精緻なつくりと全体の雰囲気が好まれて、ナチュラルガーデンに使われることも多く、園芸種としても人気のある花です。ヨーロッパ・アルプスの最高峰モンブランを一周するツール・ド・モンブランのトレッキングの際に、標高が低く、展望の良くない辛い登りの際になぜか見かけることが多く、この花に出会うと、まさに励まされている気持ちになる花です。

ツール・ド・モンブランで出会った