Alpine Square / アルパイン広場
ノルウェー3つのフィヨルド展望ハイキング
絶景のプレーケストーレン
世界の絶景シリーズ系のテレビでもたびたび登場するプレーケスト ーレンはスタヴァンゲルの町からアプローチします。標高差約300 mを往復約5時間ほどで歩きます。プレーケストーレン手前からい きなり視界が開け、リーセフィヨルドの断崖絶壁の上に出ました。絶 壁の高さはなんと600m。柵などは一切ありません。その絶壁沿い に歩きプレーケストーレンへ。ここは教会の説教壇ともよばれている場所で3方が崖で切れ落ちており、眼下にはリーセフィヨルドが遥か彼方まで続いています。一部の方は腹這いになり、ゆっくり体をづ らしながら崖から体を乗り出し覗き込んでいました。「こんな体験は なかなかできない」と大喜びです。
プレーケストレーンにて身を乗り出す
絶景のホテル「ウレンスヴァン」に宿泊
ホテル・ウレンスヴァンはノルウェーで2番目の大きさを誇るハダ ンゲル・フィヨルドに面したホテルです。1885年創業の老舗で、 ノルウェーの皇族も利用するほどです。部屋のバルコニーからは フィヨルドを見下ろし、5~6月の時期は周囲にリンゴの花が咲く 素晴らしい立地にあります。作曲家のグリークが名曲「朝」を創り上げ た場所でもあります。到着後、お客様とフィヨルドで泳ぎました。 何とも冷たく10℃あるかないかでしょうか、思わず悲鳴をあげるほ どでした。かなり内陸に入り込んだ場所のため、フィヨルドは海です が、塩の味はほとんどせず淡水のようでした。屋外につながる温水 プールやサウナもあり、皆さん「日頃の疲れがとれる~」と楽しまれ ていました。
ホテル・ウレンスヴァンの屋外プール
絶景のシオーセン村ハイキング
シオーセン村はフィヨルドの上に鷹の巣のようにたたずむ村で 崖の弱点をつくように作られたルートを登ります。標高 差は約500mほどで所々手を使いながらゆっくり歩きました。現在 はトンネルもでき、シオーセン村には車でアプローチできますが、 以前はこのトレッキングルートが村と外界をつなぐ唯一の道でした。 船しかない時代、この不便さの中でたくましく生き抜いた北欧のバ イキングの人たちの姿に思いを馳せハイキングを楽しみました。シ オーセン村には今も1人の老女が生活をしており、懐かしい話をたく さんしてくれました。そして崖上に位置するこの村から眺めたフィヨ ルドの絶景は今も忘れられません。
シオーセン村にて記念撮影
絶景のソグネ・フィヨルド
ソグネ・フィヨルドはノルウェー最大の長さを誇ります。今回のツ アーでは午前中にクルーズを楽しみ、午後はソグネ・フィヨルドを 見下ろすハイキングです。ノルウェーの山岳景観は「フィヨルド」 という言葉に集約されるように感じます。のっぺりとどこまでも続く 山の景色の中を貫くように流れるフィヨルドは息を呑むほどの素晴らし さです。ここでは他のトレッカーがまったくいないハイキングを楽し むことができました。しっかりとした登山道も明確なピークもないため、現地を知り尽くしたガイドとその場で目的地を決め歩きます。1 人のお客様が「ずっとここにいたい・・・」とつぶやきました。私も 「く」の字型に湾曲するフィヨルドを眺めながら「この景色を皆さん に紹介したい」と感じました。
リーセフィヨルドを見下ろすハイキング