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Alpine Square / アルパイン広場

【今日の花】 クロッカス(スイス)

【今日の花】 クロッカス(スイス)

クロッカス(スイス)

冬が終わり春の季節がやってくると、アルプスの山麓にタンポポやキンポウゲ、サクラソウなど、たくさんの花が一斉に咲き始めます。その中でも、雪解けとともに顔を出す代表的な花がクロッカスです。主に5月中旬から6月上旬にかけて、雪解けの標高に準じて次々と牧草地の斜面を「白」と「紫」のクロッカスが埋めつくします。特に、スイスの山岳エリアであるユングフラウ地方では、穏やかな谷の広範囲に牧草地が広がっているので、ハイキングコースからたくさんの群生ポイントを見つけられるでしょう。有名なユングフラウ3山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)をはじめ、雪を纏うアルプスの山々と、斜面を可憐に彩るお花畑のコントラストは、スイスを代表する風景の一つと言えます。本日は、名峰アイガー(3,970m)とクロッカスの群生を一緒に写真に収められる、春のおすすめハイキングコースを紹介します。

白と紫の美しいクロッカスが咲きほこる白と紫の美しいクロッカスが咲きほこる

ハイキングガイド

クロッカスの群生が見られるコースはいくつかありますが、その中でも昨年のツアーでは、グリンデルワルトからゴンドラでフィルスト展望台(2,168m)にアクセスし、中間駅ボルト(1,570m)から村まで下るハイキングコースを歩きました。昨年は雪の多いシーズンで、中々気温も上がらなかったため、フィルスト展望台付近はまだ雪に覆われていました。展望台からは雪化粧をしたシュレックホルン、ヴェッターホルン、アイガーなどの名峰が連なる美しい景色を心ゆくまで堪能しました。ボルト駅から歩き始めて、少し下ったところに咲きはじめたばかりのクロッカスを発見!その背後には、雪を被った名峰アイガーが堂々と聳えます。夢中になって地面に這いつくばり写真を撮りました。クロッカス群生ポイントを過ぎたら、牧草地が広がる一帯に、タンポポやキンボウゲなどが黄色い絨毯のように元気よく咲き誇っています。約1時間30分の春を感じるハイキングコースです。夏にはたくさんの観光客で溢れかえる人気スポットですが、春は人が少なく、ゆっくりとスイスらしい景色を楽しめるところもポイントです。

春の花咲く中ハイキング春の花咲く中ハイキング