Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 オーバーランド・トラック
アップルアイランド・タスマニア島
タスマニア島はオーストラリア本土の南東部から約240kmの南方海上に浮かぶ島で、その形状からアップルアイランドとも呼ばれています。面積は、北海道よりやや小さい(約8割)程度で、島内には原生林などの自然が広がり、「タスマニア原生地域」として島を縦断するように世界複合遺産に指定されています。この原生地域には多種多様な固有の植物やウォンバットやカモノハシ、ワラビーなど、たくさんの動物が生息しています。タスマニア島は1642年にオランダ人の探検家であるアベル・タスマンが到達し、1800年代になるとシドニーから植民が始まります。その後、島の原住民タスマニア・アボリジニとの戦争が始まり、タスマニア・アボリジニは、ハンティングの獲物にされるといった悲劇を経て1876年に絶滅してしまいました。現在はタスマニアの大自然を求め、世界中からトレッカーが訪れるようになっています。
植生豊かなトレイル
タスマニア・オーバーランド・トラック
世界遺産の「タスマニア原生地域」にあるクレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園の最深部を北から南へと縦断するオーバーランド・トラックは、世界中の人が一度は歩きたいと憧れる、オーストラリアを代表するロングトレイルです。全長は約65kmで、通常5泊6日で踏破します。このトレイルは一般のトレッカーが宿泊するロッジの他、現地の運営会社が営業する貸切ロッジも存在します。貸切ロッジはトレイル上からは見えない場所に存在し、ロッジ内にはシャワーや乾燥室も備わっており、食事も提供されます。滞在中は「貸切ロッジに宿泊した人のみの空間」で大自然と対峙できる至福の時間を過ごすことができるのです。トレイルは整備されており、テーブルマウンテンに囲まれた箱庭のような湿原帯からユーカリの森、シダやヒース、ナンキョクブナなどに覆われた原生林など変化に富んでいます。トレイルから外れ、タスマニア最高峰のマウント・オッサ(1,617m)などの名峰に登ることもできます。
トレイル道中にはピークハントも