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Alpine Square / アルパイン広場

【今日の名峰】 アンナプルナ・サウス(7,219m)

【今日の名峰】 アンナプルナ・サウス(7,219m)

堂々としたアンナプルナサウス(7,219m)

ネパール・ヒマラヤの中央部に位置し、東西80kmの大きな山脈がアンナプルナ山群ですが、ポカラの空港に降り立つと、最初に目に飛び込んでくる山は、三角錐の形がかっこよいマチャプチャレですが、アンナプルナ山群でのトレッキング中、毎日おなじみになる山がアンナプルナサウスです。ネパールには何度も出かけておりますが、おなじみのアンナプルナサウスが堂々としている姿を見るたびに、なんだかほっとしたような気持ちになります。アンナプルナの初登頂、いわゆる人類が初めて8,000m峰に登頂したのが、1950年フランス隊によるアンナプルナⅠ峰(8,091m)でした。モーリス・エルゾーグの“処女峰アンナプルナ”には、その壮絶な山行の様子が描かれております。そして、アンナプルナⅠ峰が初登頂された14年後の1964年10月にアンナプルナサウス(ガネシュ)は京都大学山岳部が初登頂しております。日本人が初登頂した山ということで、誇らしくもあり、余計に愛着がわくのかもしれません。

アンナプルナ・サウスを見上げてアンナプルナ・サウスを見上げて

アンナプルナ・サウスをのぞむトレッキングコース

ネパールの首都カトマンズから国内線を利用し、40分ほどでポカラというネパール第二の町へ到着します。そこから北西にがたがた道をバスで走っていくと、モディコーラという大きな川のそばのビレタンティ村に到着します。この村からモディコーラ沿いに北へトレッキングをしていくとアンナプルナベースキャンプに到着します。道中、アンナプルナサウスが眼前に大きくたちはだかり、迫力ある雄姿を見せてくれます。もうひとつのおすすめコースは、ゴラパニ峠までのトレッキングコースです。ビレタンティ村から、ガンドルンという村まで入ると、堂々としたアンナプルナサウスが目の前に現れます。ここから見るアンナプルナサウス(7,219m)からパタールヒウンチュリ(6,441m)にかけての稜線は、ゾウが鼻を少しあげたような形に見えて、シェルパ達はガネシュ(ヒンドゥー教の象の神様)と言ったりします。朝焼けのアンナプルナサウスはだんだんと太陽の光に照らされて輝きはじめ、とっても美しい山岳風景を見ることができます。

ガンドルンの集落ガンドルンの集落