Alpine Square / アルパイン広場
【今日の名峰】 アシニボイン(3,618m)
カナディアン・ロッキーにそびえるMt.アシニボイン
Mt.アシニボイン(3,618m)は、カナディアン・ロッキーの数ある山々の中でも圧倒的な存在感のある、非常に素晴らしい山です。その鋭く聳える山容がスイスのマッターホルンに似ていることから、“カナダのマッターホルン”と呼ばれることがありますが、「いやいや、マッターホルンがスイスのMt.アシニボインだろう!」と言う人がいるくらい、Mt.アシニボインはロッキーのハイカーにとって憧れの山です。アシニボインという日本では聞きなれない名前は、山頂から舞い上がる雪煙をカナダの先住民族のアシニボイン族のテントから出る煙に見立てて命名されたとか。標高は3,618m。富士山よりも若干低いものの、天候によってはマッターホルンよりも登るのが難しいと言われています。初登頂は1901年、ガイド付きのパーティーによって初めて登られました。
秋も美しい
アシニボイン山麓で楽しむハイキング
いつかは山頂を極めてみたいMt.アシニボインですが、それには一生懸命トレーニングを積まないといけないので、まずは気楽に山麓でのハイキングを楽しみましょう。アシニボイン山麓は高山植物の宝庫でもあり、6月下旬の雪解けから色とりどりの高山植物が咲き乱れ、そして秋にはカラマツの黄葉が山麓を黄金色に染めます。クマやリス、鹿などの野生動物も生き生きと楽しそうに暮らしています。素晴らしい自然を満喫できるアシニボインエリアは山奥にあるため、一般的な観光名所から見ることができず、しかも入山する方法はヘリコプターを利用するか、1泊2日の行程を歩くかのいずれかです。そのため、日本ではあまり知られていませんでしたが、こんなに素晴らしい別天地があることを日本の皆さまにも知っていただきたい、当時20代だった弊社社長の芹澤は、30年以上前に、アシニボインの麓に建つロッジに交渉して、日本初のアシニボイン・ロッジ滞在ツアーを始めたのでした。ぜひ皆さまも一度と言わず、季節を変えて何度でもアシニボイン山麓を訪れてください。そのたびに新しい発見があるはずです。
憧れのアシニボイン・ロッジに泊まる