Alpine Square / アルパイン広場
【今日の名峰】 ユングフラウ地方の隠れた名峰 シュレックホルン
ユングフラウ地方の隠れた名峰
本日は、スイスのユングフラウ地方に位置する名峰シュレックホルン（4,078ｍ）をご紹介します。ドイツ語でシュレックは「恐れ」、ホルンは「角」や「山」という意味なので、日本語に訳すと「恐れ山」という意味です。ユングフラウ地方の代表的な山岳リゾートであるグリンデルワルトの街からは、手前の山に隠れて見ることができませんが、ロープウェイでフィルスト展望台に上がるとその山容がよく見渡せます。角度によっては２つの峰があり、鋭く尖った稜線が印象的です。フィルスト展望台からハイキングをして、山上湖バッハアルプゼーに到着すると、シュレックホルンは日本人好みの三角形の山に形を変えます。天候の条件が良ければ湖に映る逆さシュレックホルンを見ることができます。有名なアイガーをはじめとするユングフラウ３山に次いで、実は隠れファンの多いユングフラウ地方の名峰の一つです。
山上湖バッハアルプゼーにて
ハイキングコースのご紹介＜１＞
ロープウェイでフィルスト展望台に到着したら、まずは山上湖バッハアルプゼーを目指しましょう。舗装された歩きやすいハイキングコースですが、南斜面でたくさんの種類の高山植物が咲き乱れ、色とりどりの可憐な花が目を楽しませてくれます。バッハアルプゼーに到着したら、目の前にはユングフラウ地方の名峰が並びます。存在感のあるヴェッターホルン、氷河をまとうフィーシュホルナー、ユングフラウ地方最高峰のフィンスターアールホルン、そして一番目立つ真ん中にシュレックホルンがあります。湖に映るシュレックホルンを見ることができた方はラッキーです！素晴らしい景色を見ながら一休みをして、ハイキングが目的の方は、ここから往復でフィルスト展望台に戻ります。
ユングフラウ地方の山々を一望
ハイキングコースのご紹介＜２＞
健脚の方は、スイス一番のロングコースである、シーニゲプラッテ展望台まで続く縦走コースを歩いてみましょう。バッハアルプゼーから、後方に聳えるファウルホルンをこえて、インターラーケン方面のブリエンツ湖まで見渡せる360度の絶景を楽しんだ後は、ひたすらシーニゲプラッテに向かってアップダウンのあるコースを歩きます。約8時間のロングコースですが、歩くごとに形を変えるユングフラウ地方の名峰を眺めながら、充実感のあるトレッキングを楽しめることは間違えありません。スイスの中でも、ユングフラウ地方ベルナーアルプスの山岳展望を心ゆくまで満喫できる、一押しのトレッキングコースです。ぜひ皆さまも一度歩いてみてください。
ファウルホルン山頂直下には山小屋が建つ