Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 ブルガリアの登頂おすすめ３座
バルカン半島の小国ブルガリア
ブルガリはギリシアやトルコと隣接するバルカン半島に位置する人口約700万人の小国です。日本人にとっては「ヨーグルト」や「バラ」のイメージが先行しがちですが、高音で知られる「ブルガリアンボイス」や、「世界遺産リラの修道院」、「山岳リゾートバンスコ」など注目すべき文化・観光地がぎっしりと詰まっています。アウトドアが盛んな国としても知られており、週末になると多くのトレッカーが山にでかけます。ブルガリアントレッカーは若者が多く、私たち日本人がブルガリアの山を訪れると、興味深々の笑顔で「なぜ、日本人がブルガリアの山に来てくれたのか？最高峰のムサラは登ったか？」と積極的に声をかけてくれることがとても印象的です。ブルガリアの山は雰囲気的には日本のアルプスに似ています。7月には多くの固有種を含む高山植物が咲き誇り、森林限界を越える上部は岩がちなトレイルとなり、大展望を楽しむことができます。
ブルガリアの山は豊かな自然が残る
ブルガリアの3名山（ムサラ、ビフレン、マリオビッツァ）
ブルガリアには名峰がたくさん存在しますが、その中でも選りすぐりの3座をご紹介します。ブルガリアの最高峰ムサラ（2,925m）はバルカン半島の最高峰でもあり、標高こそ3000mに満たない山ですが、山頂からの眺望は抜群で、バルカンの王者たる貫禄があります。登山はゴンドラで標高2,369mまで上がり、日帰りで往復します。前半は緩やかなトレイルを歩きますが、山頂直下はザレ場の登りが続きます。下りゴンドラの最終時間は事前に確認する必要があります。国内第２の高峰ビフレン（2,914m）も魅力的な山です。ビフレンは山全体が大理石で形成された名山です。山頂には隣国ギリシア最高峰であるオリンポスと同標高のケルン支柱があります。両国で高度を競い合っており、登頂者の多くはその支柱に石を積む興味深い習慣があります。3座目はマリオビッツァ（2,729m）です。登山愛好家に人気が高く、山頂部の稜線からは世界遺産リラの修道院を見下ろすことができます。
ビフレン山山頂に向けて