Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 ブルーポピー咲く5,000m峰 大姑娘山(中国)
高山植物の宝庫・四姑娘山で5,000m峰に挑戦
中国・四川省にある四姑娘山(スークーニャンシャン)は、その名の通り四人娘を表し、四姑娘山(四女)を主峰に、三姑娘山(三女)、二姑娘山(次女)、大姑娘山(長女)の四つの峰が南北に連なっております。主峰・四姑娘山は1981年に同志社大学隊が南東陵から初登頂して以来、いまだ限られたパーティーしか登頂に成功していない困難な山として世界中に、その名を留めております。今回は、四姑娘山の山群にある大姑娘山(5,025m)を紹介します。大姑娘山は、技術的に難しいところはなく、アイゼンやピッケルなど特別な装備は必要ありません。また、高所順応日を設けて、余裕のある行程で登頂を目指します。高山病対策として、各キャンプ地に酸素ボンベとガモウバックを配備し、万一の降雪に備えて軽アイゼンの用意など万全の準備をしております。弊社では、四姑娘山の初登頂からわずか2年後、世界で初めて、大姑娘山登頂ツアーを実施しております。
登山道脇に咲くブルーポピー
山麓でのフラワーハイキング
四姑娘山は、長大な横断山脈に位置し、高峰と谷間との高低差が大きいため、気候も複雑になっております。乾燥地帯から苔むした森林帯、高山植物の咲く草原帯、雪氷帯にいたるまで、植生と帰港の顕著な垂直分布が見られます。四姑娘山エリアは、モンスーンの影響を受けるため、おおむね6月から8月には雨量が多くなります。四姑娘山山麓から標高4,500m前後の草原帯にかけては、多くの花々が咲き乱れます。日当たりの良い稜線では、7月頃になるとエーデルワイスやトラノオ、サクラソウの仲間などが咲き乱れます。また、第1キャンプ周辺ではブルーポピーやボンボリトウヒレンなどの珍しい高山植物を見ることが出来ます。そのため、四姑娘山エリアでは、大姑娘山登頂だけではなく、フラワーハイキングも合わせて楽しむ事が可能です。他には、成都へ戻る移動途中、パンダセンターに立ち寄りますので、可愛らしいパンダを見学する事もできます。
山麓は花々が咲きみだれる