Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 カナディアン・ロッキーの登頂おすすめ3座
カナディアン・ロッキーで山頂を目指そう!
「カナディアン・ロッキー」と聞くと山岳展望をもとめて山上湖を歩いたり、高山植物を愛でるハイキングを想像される方が多いと思いますが、絶景をのぞむピークに登頂できる山もあることをご存じでしょうか。実際、カナディアン・ロッキーの山はクライミング技術を必要とし、しっかりとトレーニングをした上ではじめて挑戦できる山が数多く存在します。今回はそんな中でも特別な技術を必要とせず、ハイキングの装備で、日帰り登頂できる展望が素晴らしい山を3座ご紹介したいと思います。一番のおすすめは観光地としても有名なレイクルイズ背後にそびえるフェアビューマウンテン(2,744m)です。氷河の雪解け水によってエメラルドグリーンに輝くレイクルイズの湖畔から、標高差約1,000mを登る健脚の方向きの山です。カラマツの森から登山がはじまりますが、森林限界をこえるとそこから先はガレ場を歩き頂上を目指します。山頂からは氷河を抱くMt.ビクトリアが眼前にそびえ、360度の素晴らしい展望が広がります。山麓は秋にはカラマツの森が一面黄金色に染まり、展望を求めてたくさんのハイカーが訪れます。
ハーリンピーク(右端)
キャンモア周辺でおすすめのピーク
キャンモアは、カルガリー国際空港から車で約1時間半の場所にあるロッキーに入る最初の町です。そしてロッキーに向って車を走らせると一番初めに目に飛び込んでくる山がMt.ヤムナスカ山群です。この山群はロッキー山脈の端、カルガリー平原との境にあり、その最も東に聳えるヤムナスカ・クラウン(1,900m)からはロッキーの山々と見渡す限りのカルガリー平原の360度の大展望が広がり、日本では味わえない大自然の雄大さを体感することができます。キャンモアの南西には岩壁が特徴的なハーリンピーク(2,407m)があり、町からは絶壁の東斜面が見えていますが、登山は比較的緩やかな西斜面を麓の湖畔から山頂を目指します。少し急な登りですが、ボウ谷を見降ろしながら、往復4kmの整備のされた道を歩きます。山頂からは眼下にキャンモアの町が見えます。アルパインツアーでは今回ご紹介した3座の登頂に体調万全で挑んでいただけるよう、連泊を取りいれたゆとりのある日程を組んでいます。
ヤムナスカクラウンの山頂にて