Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 ローマ巡礼路 ヴィア・フランチジェナ(イタリア)
ヨーロッパ4カ国を縦断する長大な古道
「ヴィア・フランチジェナ」(ローマ巡礼路)は英国南東部にあるカンタベリー大聖堂からフランス、スイスを経て、イタリアのローマに至るまでヨーロッパ4カ国を南北につなぐ、総距離1,700kmに及ぶ古道です。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と同様に、中世から続く歴史ある古道で、その起源は10世紀後半、29代カンタベリー大司教であったシゲリック・シリウスがローマへ旅を記録に残したのがこの「ヴィア・フランチジェナ」の始まりと言われます。この古道は近代になって様々な開発により、一時は忘れさられていましたが、キリスト生誕2000年の大聖年を迎える前後に、欧州評議会を中心に準備が進められて、ヨーロッパを縦断する歴史的な古道(ロングトレイル)として復活をとげました。現在、ヨーロッパのハイキング愛好家の中で、ロングトレイルとして最も注目を集めるトレイルのひとつです。
美しき塔の街サン・ジミニャーノ
美しい丘陵地帯のトスカーナと、ローマへの最終ステージ
アルパインツアーでは、現在、この「ヴィア・フランチジェナ」に関して、2種類のコースを用意しています。ひとつは、トスカーナ地方の丘陵地帯を歩くもので、もうひとつは、ローマまでの最終ステージを歩くもので、どちらも近年、ヨーロッパのハイキング愛好家に人気が出てきたコースです。トスカーナの丘陵地帯を歩くコースのハイライトはなんといっても、中世の雰囲気をたっぷり残すイタリアの絵本の世界を旅できることです。徒歩のスピードで歩くことで、見えてくるもの感じるものが必ずあるはずです。中でも私のおすすめはサン・ジミニャーノの街で美しい塔が印象的な街です。宿泊の農園宿や食事もとても素晴らしく、多くの旅人を魅了してきたことが納得できるはずです。1日の歩行距離をあえて7-13kmに抑えていますので、時間に追われることなく、ゆったりとトスカーナの魅力を堪能できるはずです。
美しい丘陵地帯をいく