Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 天空の鏡・ウユニ塩湖（ボリビア）
ボリビアにある稀有な名所「ウユニ塩湖」
世界屈指の絶景として知られる「ウユニ塩湖」は南米ボリビアのアンデス山脈に囲まれた標高約3, 700mの高所に位置しています。ボリビアはブラジル、アルゼンチンなど4ヶ国に囲まれた内陸国で、人口は約1,100万人、国土面積は日本の３倍ほどと大きな国です。行政・立法府のある事実上の首都ラパス郊外にある空港の標高は約4,000mの場所にあり、「世界で1番標高の高い国際空港」として知られています。ウユニ塩湖へはラパスから飛行機で約1時間ほど。着陸前には機窓からウユニ塩湖を眼下に見下ろすことになるのですが、一面に白い大地が広がり、まるで地球ではない星に着陸するような錯覚を覚えます。ウユニ塩湖は南北約100Km、東西約250Kmにも及ぶ広大な塩湖です。高低差が100Km四方で50㎝しかないことが調査によって判明しており、「世界でもっとも平らな」場所として知られています。そのため雨期に冠水すると、その水が波も立たないほど薄く広がり、水が蒸発するまでの僅かな期間に「天空の鏡」と形容される巨大な鏡が出現します。
ウユニ塩湖でむかえる絶景の夕陽
雨期のウユニ塩湖
ウユニ塩湖へは通常、4ＷＤで入域します。雨期が始まる12月下旬になると、世界中から多くの観光客が「天空の鏡」を見るため訪れます。塩湖すべてが鏡張りになることはなく、ドライバー同士が無線で情報交換しながら最適な場所へと移動します。まったく水が張っていない場所もあれば、場所によっては身長より高い水位の場所もあります。鏡張りとなるベストな水位は靴のソール程度です。また、気象条件も重要です。特に朝日、夕日の時間帯に「雲があるが、太陽は雲にかかっていない」状況がベストです。条件が合致すると、陸地と空の境目が分からなくなり、雲と太陽と自分自身が上下に反射し、まるで「空中に浮かんでいるかのような」不思議な感覚を味わうことができます。滞在中の宿泊はウユニの町中ではなく天井や、壁などが塩でできた世界でも珍しい塩のホテルがおすすめです。乾期も良いですが、雨期のウユニ塩湖は「ここだけにしかない絶景」に出会える場所です。
見事な天の河が現れた夜