Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 イエローストーン&グレーシャー国立公園(アメリカ)
自然保護と保存の原点・イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園は1872年に世界初の国立公園に、そして1995年にはユネスコの「危機にさらされている世界遺産リスト」にも登録されました。面積は四国の約半分あり、そのうち公園の南半分はカルデラの中で地球上の約3分の1の間欠泉が存在しています。また、バイソンをはじめとする約50種にも及ぶ哺乳類が生息しており、中には絶滅に瀕した動物も数多く生息しています。動植物たちは、地球の鼓動を間近で感じながら生存し、微妙なバランスで生態系が保たれています。まさに地球本来の姿がここにはあるのです。「訪れる人々が楽しく過ごすことができる場所として広く一般に開放されなければならない」。これは素晴らしい景観を後世に残していくことが重要であり、自然開発から保護していかなければならないという、19世紀に生まれた国立公園法の基本的な考え方で現代でも受け継がれています。イエローストーン国立公園は世界の自然保護と保存の原点もいえる場所です。
グランド・プリズマティック・スプリング
氷河が作り上げたグレーシャー国立公園
雄大な景色は厳しく荒々しく、まさにグレイシャー(氷河)という名にふさわしい国立公園です。カナダのウォータートンレイク国立公園と国境を挟んで隣接し、1932年には両国の平和と友好のシンボルとして2つの国立公園が統合され世界初の国際平和公園に制定されました。1995年には世界遺産にも登録されています。東京都の約2倍の面積があるアメリカのグレイシャー国立公園側は多様な生態系に恵まれており、1132の植物と62の哺乳類が確認されています。警戒心が強く、他のエリアではなかなか近くで見ることのできないマウンテンゴート(山ヤギ)を間近で観察できるチャンスが多いことでも知られています。大都市から離れた場所に位置しているため、比較的観光客が少なく手つかずの山や動物が見られるのも魅力です。アルパインツアーでは鋭くそびえ立つ峰に囲まれた花で一杯のローガン・パスや美しい山上湖を往復するハイキングにご案内します。
セントメリーレイク