Alpine Square / アルパイン広場
【エリア紹介】 ギリシャ最高峰・オリンポス山
ギリシャ最高峰、神々の住まう山「オリンポス山」
ギリシャ最高峰、オリンポス山(2,917m)。ギリシャ神話では、この山には神々の王ゼウスをはじめ、アポロン、ポセイドンなどのオリュンポス十二神が住むと言われ、カメラや顕微鏡で有名な「オリンパス」の社名は、実はこの山にちなんで名付けられ、「世界に通用する製品を作る」という熱い思いが込められているそうです。そんな神々の住まう山の全容は、下界から見ると花崗岩の荒々しい印象的な景観として目に飛び込んで来ますが、実際に登ってみると見た目の荒々しさとは対照的に登山道がしっかりと整備されており、一歩一歩足を運ぶごとに、まるでギリシャ神話の神様たちに受け入れられるような心持ちで、山の中を進んで行けます。もちろん展望は素晴らしく、登山2日目の登頂日には、いよいよ森林限界を越え頂上へと続く稜線上からの眺めは、まさに絶景の一言です。この展望を楽しみながら稜線を進み、最後に短い登りを詰めればいよいよ山頂に到着し、充足感もひとしおです。
断崖絶壁のミティカス・ピーク
せっかくなら楽しみたい「ギリシャの歴史と食文化」
ギリシャには16の文化遺産と2つの複合遺産があり、これらは紀元前から積み重ねて続く長い歴史と文化の賜物です。前回、私が訪れた時は、アポロンの神託と呼ばれ、神のお告げが行われた聖域のデルフィ遺跡と切り立った奇岩の上に建つ天空の修道院群メテオラ、そして古代ギリシャ文明の象徴とも言えるパルテノン神殿をご案内しました。ギリシャへ行くのであれば、神殿や遺跡の見学を期待する方も多いと思いますし、神々の住まう山に登る前に神話や歴史に触れておくことで、オリンポス山登山がより印象深いものになるでしょう。また旅の楽しみのひとつでもある食事ですが、ギリシャの健康に良い食事内容と食事スタイルは無形文化遺産にも登録されており「地中海食」と呼ばれ、オリーブやチーズ、野菜や果物、穀物から魚介類、肉類まで食材も豊富で、日本人の口にもあいます。まだ訪れたことがない方はもちろん、観光で一度訪れた方も、ぜひギリシャの山旅へ出かけてみませんか?
湿気が少なくさわやかなエーゲ海