世界の山旅を手がけて49年 アルパインツアー

フランスの東部にあり、スイスと国境を接する『シャモニ』は、ヨーロッパ・アルプス最高峰のモンブラン（4,810m）の麓にある長い歴史を持つ有数の山岳リゾートです。この町は、夏は登山やハイキング、冬はスキーの滞在拠点として世界中のアウトドアスポーツ愛好家から人気を博しています。モンブラン登山の拠点の町としても知られ、1786年にモンブランの初登頂がなされたことをきっかけにアルピニズム（スポーツとしての登山文化）が生まれたことから、登山の聖地として世界中の登山愛好家のあこがれの場所になっています。大きな町ではありませんので、初めての方でも、地図を片手に自由に歩くだけでも十分に町の雰囲気を楽しむことができます。そんなシャモニの魅力は何と言っても、誰もが気軽に山岳景観を楽しめることです。周辺にはいくつかものゴンドラやリフト、登山電車があり、それらを利用することでお気に入りの展望台へと行くことができ、中には富士山より高いエギーユ・デュ・ミディ展望台（3,842m）もあります。モンブラン山群、シャモニ針峰群などの特徴的で迫力ある山岳景観は見ていて飽きることはありません。

ヨーロッパ･アルプスの最高峰モンブラン

山好きな方なら「展望地に行くだけでは物足りない。せっかくだからハイキングをしたい」と当然お考えになることでしょう。シャモニの周りには山岳景観を楽しみながら、日帰りで歩けるハイキングコースがたくさんあります。その中でもイチオシは、シャモニ針峰群展望ハイキングです！朝にシャモニの町中からロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ展望台（3,842m）まで上がり、モンブラン山群の展望を楽しんだ後、中間駅プラン・ドゥ・レギーユ（2,310m）へ下り、そこからモンタンベール（1,909m）まで歩きます。道はしっかりと整備されており、グランドジョラス北壁やドリュ針峰、メール・ド・グラス氷河を間近にのぞむことができます。モンタンベールから登山電車に乗れば、夕方にはシャモニに戻れます。『シャモニ』を拠点にしての日帰りのハイキングは6月から10月にかけての季節が歩きやすくおすすめです。

間近に迫る名峰ドリュ