Alpine Square / アルパイン広場
ニュージーランド ミルフォード&ルートバーン・トラックとマウントクック14日間
ニュージーランドの南島の大自然を思いっきり満喫しましょう!
フィヨルドランド国立公園に位置するミルフォードとルートバーン・トラック。世界中のトレッカーが憧れる、ニュージーランド南島を代表するこの2大トレイルをいっぺんに歩き、その後はマウントクックでのハイキングもお楽しみいただく、充実の14日間です。ニュージーランドの大自然に、おいしいお食事やワイン、快適なロッジや眺望の素晴らしいホテルでの滞在と、毎日飽きることがありません。世界中からのトレッカーとの交流も楽しく、山歩きの楽しさがぎゅぎゅっと詰まったニュージーランド南島の山旅の決定版ともいえるコースです。
マウントクック・リリー
雨の多さは屋久島以上!?雨でこそ味わえるミルフォード・トラックの素晴らしさ
フィヨルドランド国立公園でのトレッキングと「雨」は切っても切れない関係です。ミルフォード・トラックの2日目、森を歩いている中で早速雨が降り出しました。さんさんと太陽に照らされていたブナの大木が、コケが、シダが、一気に雨に濡れ始めました。「雨だぁ」と落胆しながら急いで雨具を着る私たち。でも雨具を着終わり顔を上げると、いきいきとした植物たちの姿が目に飛び込んできました。みずみずしく生命力にあふれた植物の姿は、これこそが「太古の森」とも呼ばれる由縁であり、ミルフォード・トラックの原生林の素晴らしさなのだと、実感させてくれるものでした。「雨の中も歩かなきゃミルフォードを歩いたなんて言えないわね」と、ロッジの強力な乾燥室で濡れたものを干しながら笑うお客さまの言葉が、とても印象に残っています。
雨上がりの原生林もまた美しい
変化に富んだ山歩きが魅力のルートバーン・トラック
ダイナミックな山岳展望をお楽しみいただけるのがルートバーン・トラックの最大の魅力です。歩く距離はミルフォード・トラックよりも短く、日数も2泊3日と1日少ないものの、その変わりゆく多様な景観に、次はどんな景色が待ち受けているのかと、毎日わくわくした気持ちで歩いていくことができました。1日目に出会うイヤーランド滝は水しぶきを上げ、迫力満点。その大きさは滝全体がカメラのフレームに入りきらないほど!そして2日目にはダーラン山脈の大パノラマが待ち受けていました。あいにく天候は曇り空でしたが、雪をまとった山々がどこまで続きます。山上湖のハリス湖も美しく、最終日にはもちろん木漏れ日の中ブナやシダの原生林を歩くことができました。
ロッジも2008年に改装されたばかり
食べたいものを食べたい分だけ ~自分だけのスペシャル・サンド作り~
ミルフォード&ルートバーン・トラックでの一日は、昼食用のサンドウィッチ作りから始まります。朝食後、テーブルの上に広げられる野菜やチーズ、ハムなど様々な具材を選んで、自分だけのスペシャル・サンドを作ります。はじめは慣れないサンドイッチ作りも、3日目ともなれば皆さんお手の物。食べやすいように小さく切っている方、水分の多い野菜はパンにはさまず別にラップでくるんでいる方、お客さま同士交換していることも!「お、そのサンドウィッチいいねぇ」なんて褒め合うお声も聞こえました。クッキーやフルーツなども用意されます。ご自身で作るからこそ、量が多すぎて残すこともないので、毎日のランチ作りはなかなか好評でした。
ミルフォード3日目は川原にてランチ
国立公園内に唯一建つハーミテージ・ホテルでの滞在
ミルフォード&ルートバーン・トラックを無事歩き終えた私たちが最後に訪れたのがマウントクックです。クイーンズタウンから専用車で4時間ほど走り、ハーミテージ・ホテルに到着しました。これまで各国様々なホテルに宿泊しましたが、このホテルのロケーションは群を抜いて素晴らしいと思います。特に皆さまが宿泊したアオラキウィングという新館のお部屋からは、目の前に氷河を抱くニュージーランド最高峰のMt.クックがドーンと迫り、「ハイキングしなくても、ここに泊まるだけで十分」なんて声もちらほら聞こえるほどでした。夕食をいただきながら、目の前で赤く染まっていくMt.クックも感動的で、思わずお食事をやめて見入ってしまうほどの美しさ。2連泊するので慌ただしくなく、ゆったりとマウントクックでの滞在をお楽しみいただくことができました。
ニュージーランド最高峰Mt.クックを望む