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Alpine Square / アルパイン広場

6月17日出発「【創業50周年記念特別企画】カラコルムの名峰ディラン・ラカポシベースキャンプ・トレッキング 11日間」

6月17日出発「【創業50周年記念特別企画】カラコルムの名峰ディラン・ラカポシベースキャンプ・トレッキング 11日間」

カラコルム・ハイウェイを抜けていざ山の麓へ

「【創業50周年記念特別企画】カラコルムの名峰ディラン・ラカポシベースキャンプ・トレッキング 11日間」のコースに同行してきました。7000~8000m級がひしめくカラコルムエリアは山の聖地と呼べる場所です。まずは空路にて首都イスラマバードに入り、ここから約600kmのカラコルム・ハイウェイを丸2日かけて桃源郷フンザまで北上していきました。道中、目にするトラックは木材、家畜、鉱物とさまざまなものを運んでいますがデザインは千差万別で目を楽しませてくれました。私たちのドライバーに話を聞くと、個人トラックを購入後は、給料1ヵ月分以上のお金を費やして装飾するとのこと(会社所有のトラックには装飾はありません)。日本にある装飾されたトラックに通じるものがあり笑ってしまいました。移動2日目になると高い山も目立ち始め、ナンガパルバット(8,126m)の展望ポイントでも写真休憩をとれました。道路脇から8,000mを望める数少ない場所の一つです。パキスタンの文化や歴史について知識を深めながら移動しました。

カラコルム・ハイウェイを走るトラックカラコルム・ハイウェイを走るトラック

いざ3泊4日のトレッキング開始!

目指すのはツアータイトルにもある「ディラン・ラカポシのベースキャンプ」です。登山口のホテルで、ポーターたちと打ち合わせやランチをすませていざ出発!山麓の小学校ではちょうど授業を終えた生徒たちがくったくのない笑顔で集まってきたので大きい声でカウントダウンをしてパシャリ、と撮影したのが右の写真です。世界の共通言語は英語ではなく「笑顔」だ、なんて歌の歌詞をふと思い出す嬉しい歓迎でした。登山道は歩きやすく、初日は約4時間で800mの標高を、2日目も4時間で650mほどの標高を上げてベースキャンプに到着します。ベースキャンプ手前の尾根まで登ると視界が開け美しい氷河とディランの雄姿に圧倒されました。「いやー、これを見に来た!!」と皆様満足なお顔で私も嬉しかったです。3~4月はアンズや桜の花の時期ですが、6月はそれらの果物が美味しい時期でした。アンズやさくらんぼ、加えてスイカやマンゴーなど旬の果物を毎日のように楽しみました。また、山中ではノバラやエーデルワイス、リンドウやサクラソウなど多くの高山植物も楽しみました。

山麓の学生たちとの集合写真山麓の学生たちとの集合写真

ディラン、ラカポシのベースキャンプ(3,450m)に滞在して絶景を堪能

ディラン、ラカポシのベースキャンプは7000m級の山に囲まれた最高の立地に位置しています。氷河のすぐ隣です。見上げればディランからラカポシの大展望で本当に素晴らしい場所です。心配していた最低気温も0度前後で加えて分厚い寝袋や湯たんぽ、ブランケットの完全装備で快適でした。朝夕の山が赤く染まる時間は特に美しく贅沢な時間を楽しみました。日中の周辺ハイキング(尾根に登ったり、氷河の上を歩いたり)がまた素敵で私自身、「山っていいなぁ~」としみじみ感じました。この感動を写真にとカメラを構えますが山が近い上に巨大すぎて通常サイズではとても一枚に収まり切りません。この感動をぜひ現場で体験してください。

ディラン・ラカポシディラン・ラカポシ

パキスタンの観光と誘い

山を降りてからは主要ポイントの観光にも行きました。カラコルムハイウェイ沿いにある紀元前1000~紀元後1000年までの幅広い年代で当時の人々に描かれた岩絵や世界遺産の仏教遺跡タキシラ、10万人の礼拝者を収容できるシャー・ファイサル・モスクなど、この土地ならではの文化に触れることができました。
パキスタンと聞いて治安を心配して控えている方は多いと思います。今回ご参加いただいた方に伺うと「アルパインツアーが大丈夫というから信頼してきた」という方ばかりで、本当にありがたいことでした。現地ではフレンドリーな方が多くどこに行っても一緒に写真を撮ってほしい!と男性女性限らず、年齢も幅広い方から数えきれないほど写真と握手を求められました。グループで一緒に行動しトレッキングを楽しむには全く問題ありませんので、安心してご参加ください。ひとたび山に入ればロッジも村もなく平和そのもの。この偉大なカラコルムのエリアへ一人でも多くの方に訪れていただきたいと思います。