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Alpine Square / アルパイン広場

12月28日出発「【創業50周年記念特別企画 Bコース】 ボリビア雨季に訪ねるウユニ塩湖 9日間」

12月28日出発「【創業50周年記念特別企画 Bコース】 ボリビア雨季に訪ねるウユニ塩湖 9日間」

ボリビアの首都ラパス

年末年始にアルパインツアー50周年特別企画の第1弾で14名のお客様をボリビアにご案内してきました。ボリビアは南米に位置し、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、チリ、ペルーに囲まれた内陸国です。人口は約1,100万人、国土面積は日本の3倍もあります。名目上の首都はラパスで、空港の標高は4,060m前後の場所にあり、「世界で1番標高の高い国際空港」として知られています。ラパス市内は標高3,600m前後で周囲を山に囲まれた擂り鉢の地形となっています。空港に到着後、私たちはロープウェイに乗車し、市内へと移動しました。現在ラパスにはロープウェイが10本もあり、擂り鉢地形の上をたくさんのロープウェイが運行し、“市民の足”として利用されています。ゴンドラから見下ろす市内の景観はたいへん素晴らしく、大地を埋め尽くすように建物が建ち、街は周囲の山々にまでどんどん拡大しています。下車後は高所順応の考慮しながら年末の市内を散策しました。

ゴンドラから見下ろすラパス市内ゴンドラから見下ろすラパス市内

いよいよウユニ塩湖へ

ラパスで1泊した後はいよいよウユニ塩湖へ向け出発です。ラパスからは飛行機で約1時間、着陸前に機窓からウユニ塩湖がよく見えました。「うわー大きい!ついに来たわね!」と身を乗り出すように皆さん興奮していました。ウユニの町に到着後はランドクルーザーに乗車し、ウユニ塩湖の外れにある塩のホテル「パラシオ・デ・サル」へ。今日から大晦日、元旦とこのホテルに2連泊です。弊社社長の芹澤が50周年のオープニングにふさわしいとのことで、1年以上前から予約交渉をして実現しました。このホテルの特徴はなんといっても建物の大部分が塩でできていることです。部屋の壁から天井まで塩、塩…塩。インテリアなどにも塩が用いられており、お洒落でサービスもワールドクラスです。窓からは果てしなく広がる荒野が一望できます。チェックインした後は長靴のフィッティングです。雨期のウユニ塩湖は水が張っているため、ランドクルーザーから降りる際は長靴を履きます。

天井まで塩でできている室内天井まで塩でできている室内

いよいよウユニ塩湖へ

ウユニ塩湖は南北約100Km、東西約250Kmにも及ぶ広大な塩湖です。ここは高低差が100Km四方で50㎝しかないことが調査によって判明しており、「世界でもっとも平らな」場所として知られています。そのため雨期に雨によって冠水すると、その水が波も立たないほど薄く広がり、水が蒸発するまでのわずかな期間に「天空の鏡」と形容される巨大な鏡が出現します。鏡張りの場所はドライバー同士が無線で情報を交換しながら常時収集します。初日はホテルから30分程の場所に鏡張りがあることが分かりました。私たちの他にも数えきれない程のジープが同じ情報をもとに集まってきています。完成された景観は鏡張りの水だけでは成り立ちません。晴れていることや、多少雲が出ていた方がより絵になることなどあらゆる条件が必要です。水位は靴のソール位の深さがベストです。乾ききった塩湖を走り、少しずつ水たまりが出現し、ベストポイントへと到着しました。「これが見たかったんだ!これはすごい~い!」と皆さんも大喜びです。

トリック写真にも挑戦トリック写真にも挑戦

最高のご来光

翌日は朝4:00に出発し、ウユニ塩湖へ。うっすらと雲が沸き、晴れ間があり、昨日よりも好条件です。水張りもソール程度の深さが見渡す範囲に広がっています。「This is best condition!」ドライバーも興奮していました。塩湖の彼方が明るくなり雲が一気に赤くなりました。それと同時に湖面が反射し、空と陸の境目がなくなります。まるで宇宙空間に浮かんでいるようです。2019年元旦に私たちは最高のご来光を拝むことができました。あまりの美しさにしばらくの間、会話がなくなり、静けさに包まれました。私はこれまで多くの国を訪れ、数えきれないほどの絶景に出会う機会に恵まれてきました。しかしながら「世界でここだけにしかない絶景」との出会いは数えるほどしかありません。あらゆる気候条件に恵まれることが必要ですが、私にとって雨期のウユニ塩湖は「世界にここだけにしかない絶景」の1つです。

ウユニ塩湖で迎えたご来光ウユニ塩湖で迎えたご来光