Alpine Square / アルパイン広場
4月7日出発「コスタリカ最高峰チリポ山登頂と 幻の鳥ケツァールを求めて11日間」
中米のスイス・コスタリカ
コスタリカは中米に位置し、北にニカラグア、南にパナマと国境を接しています。この国は非武装中立国であることが有名ですが、国土の約1/4が自然保護区に指定されている環境先進国でもあり、治安がとても良いのが印象的でした。サンホセ到着日の翌日、早朝からお客様と町を散策しましたが、犬と散歩中の女性、サイクリングやランニングをする人が散見でき、街路樹には色とりどりの花が咲いており、「ここが中米?」と皆さん驚いていました。コスタリカは火山国であることから国章にも3火山が記されており、そのうちの一座イラス火山を高度順応がてら訪れました。標高3,432mまで専用車でぐんぐん標高を上げると、広大な火口が口を開けて私たちを待ち受けていました。随所に花が咲き、ラン園では今までに見たこのないランを数百種も見ることができました。
環境先進国コスタリカを満喫
幻の鳥ケツァール
コスタリカは野鳥の楽園です。私たちは幻の鳥ケツァール(カザリキヌバネドリ科)を観察するため、生息域のサンヘラルド・デ・ドタに2連泊しました。宿泊施設はバードウォッチャーの聖地サベグレ・ホテルです。敷地内には花が咲き誇り、その蜜や実を目的に多くの鳥がやってきます。朝になると鳥のさえずりが一斉に聞こえ、目覚まし時計不要の2日間でした。ケツァール観察は朝05:30にはでかけます。太陽が昇りきる前に活発に飛び回り、巣作りや大好物であるリトルアボガドの実を探し求めるためです。バードガイドがお互いに無線で連絡を取り合いバードウォッチャーがその後に続くという独特な雰囲気の中ケツァールを探します。06:30頃無線がせわしなく飛び交い、私たちのガイドが急に走り出し、参加者がその後を追います。「山より疲れる~!」といいながら観測ポイントへ。ガイドは一瞬で単眼鏡を設置し、念願のケツアールを見ることができました。
ケツアール発見!
コスタリカ最高峰チリポ山(3,820m)
いよいよチリポ山登山です。登山行程は1泊2日の山小屋泊で、1日目はリバスからクレストネス小屋(3,475m)まで標高差2,000mを登ります。登山道はとても整備されていましたが、雲霧林帯のジャングルは午後には降雨があり、荷運びの馬が同じトレイルを歩くため、赤土の登山道はグチャグチャでした。山小屋は定員が60名、寝具付き2段ベッドで、食事の提供もあり快適に過ごすことができました。私たちが翌日に備えおにぎりを作っていると各国のトレッカーが興味津々に声をかけてきて、楽しい国際交流の場となりました。登頂日は快晴、ヘッドランプを点けて出発です。この日は長丁場で標高差約400mを登り、一気に2,400mを下ります。山頂手前で堂々たるチリポ山(3,820m)が姿を現し、歓声があがりました。最後は槍ヶ岳のような山頂部を慎重に登り無事全員登頂することができました。ヘトヘトになりながら皆さんと声を掛け合い歩いたこの日の全14時間は、チリポ山という名山を心に刻み付ける素敵な思い出となりました。
全員無事下山しました!
様々なアクティビティを楽しんだマヌエルアントニオ国立公園
太平洋沿いに位置するマヌエルアントニオ国立公園はアクティビティ大国です。今回は3連泊して南国リゾートを満喫していただきました。1日目は午前中にナマケモノやトゥーカンなどのアニマルウォッチングにでかけました。ナマケモノはほとんど動かないため毛の固まりが木にくっついているようで、なかなかその姿が確認ができず苦労しました。午後はクルーズ船で沖まででてシュノーケリングを楽しみました。船には滑り台やジャンプ台も付いており、皆さん童心に戻ったように大はしゃぎでした。翌日はジップライン体験です。木から木へと滑車にぶら下がり一気に滑り降ります。長いものでは450mもあり、ジャングルの中を叫びながら空中散歩を楽しみました。締めくくりはマングローブカヤックです。2時間30分のロングコースを漕ぎ続けました。カヤック1艘がやっと通れるような狭い水路も連続し、アドベンチャー感満載の体験ができました。
いざジャングルのジップラインへ