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Alpine Square / アルパイン広場

2月9日出発 第90回 岩崎元郎さんと行く“地球を遠足”シリーズ「ボリビア雨季のウユニ塩湖と太陽の島滞在 11日間」

2月9日出発 第90回 岩崎元郎さんと行く“地球を遠足”シリーズ「ボリビア雨季のウユニ塩湖と太陽の島滞在 11日間」

世界最高所の首都、ラパスへ

正式名称「ボリビア多民族国家」であるボリビアは、南米一先住民族の割合が多い国としても知られています。すり鉢状の形状で有名なラパスは、標高3,600mを越える世界最高所の首都です。旅のスタートはすり鉢の上部に位置し、これまた世界最高所の空港である標高4,085mのエルアルト空港から始まります。空港からはロープウェイを使って標高差700mを一気に駆け下り、ラパスの街並みを一望しました。所狭しと日干し煉瓦の家々が立ち並ぶ独特の景色はまさに圧巻の一言でした。町中にはチョリータと呼ばれるカラフルな民族衣装を纏ったインディオの女性たちが闊歩し、周囲を見渡すとレアル山脈の高峰の白い峰が垣間見え、時おり吹くアンデスの風に遥々ボリビアに来たことを実感しました。

ロープウェイから見下ろすラパスの街並みロープウェイから見下ろすラパスの街並み

旅のスタートはゆっくりと

ラパスでは3,300mと高度の低いカラコト地区に連泊し、翌日には高所順応も兼ねて広大な高原大地に栄えたティワナク遺跡へと向かいました。ティワナク文化はインカ時代の前身として栄えた文明です。ピラミッドや太陽の門など今なお残る頑丈に作られた石造建築を間近に見ることができました。遺跡は標高4,000m近くあるので、深呼吸を意識しながらゆっくりと散策を楽しみます。周囲を見渡すとキヌアやジャガイモの畑が広がり、リャマが草を食むアンデスの放牧風景が広がっていました。町は丁度謝肉祭であるカルナバルの期間真っ最中で、あちこちで踊りの行列を見ることができました。のんびり、ゆっくりと道中を楽しみながら呼吸を整え、高所であるボリビアの旅へと体を慣らしていきます。

ティワナク遺跡の巨石文化ティワナク遺跡の巨石文化

鏡張りのウユニ塩湖の世界

「死ぬまでに一度は訪れたい絶景」として有名なウユニ塩湖を、皆さまメディアなどで目にした事がありますでしょうか。百聞は一見にしかず、4WDに乗り込み、いざウユニ塩湖へと車を走らせました。地平線が見える塩湖の中を4WDで豪快に水しぶきを上げて走る旅は、爽快そのもの!窓の外に目をやると、空と雲が水面に映り込み、天地が逆転したような鏡の世界。吸い込まれそうな景色に心を奪われました。静寂の暗闇の中、段々と世界が淡い色に染まっていくサンライズ、水が張った湖の上にテーブルを出してのピクニックランチ、ワインボトルを開け乾杯をしながら見る360度の夕暮れ。ウユニは時間帯によって色を変え、景色を変え、沢山の表情を見せてくれました。写真ともテレビとも違う、今この瞬間のウユニ塩湖が広い大地に延々と広がっていました。是非ご自分の目で、この絶景を確かめてください!

ウユニ塩湖の夕暮れウユニ塩湖の夕暮れ

緑豊かな太陽の島

旅の後半にはチチカカ湖に浮かぶ、インカ帝国発祥の地と呼ばれる太陽の島を訪れました。湖畔の町、コパカバーナからはボートで1時間程の距離です。島には車がなく、荷運びにはロバが活躍します。段々畑の中を歩くロバや、畑を耕す人々、時間を忘れゆったりとし島の生活を垣間見ることができました。島では環境に配慮したエコロッジに連泊しましたが、皆さまからここでの食事が一番美味しかったと大好評!太陽をたっぷり浴びて育った作物はどれも味が濃く、豊かな大地の恵みを感じることができました。夕暮れ時には、チチカカ湖が見渡せる島の最高地点までハイキングしました。夕陽に染まるレアル山脈の白い峰々を眺めながら、ボリビアの旅を思い返す何とも贅沢な時間となりました。

緑美しい太陽の島を歩く緑美しい太陽の島を歩く