Alpine Square / アルパイン広場
11月27日出発「エベレスト展望トレッキングとシェルパの里ゆったり滞在 10日間」
エベレスト街道を歩いてきました!
世界最高峰のエベレストの山岳展望をコンパクトな日程のトレッキングで楽しむコースです。ルクラ(2,840m)からナムチェ(3,440m)まで往復6日間トレッキングしますが、ゆったりとした行程で、エベレストに興味がある方なら一度は歩いていただきたいコースです。トレッキング中は、シェルパ達が私たちと一緒に歩いてくれます。彼らはとてもホスピタリティ豊かで、また力強く、私たちのトレッキングの手助けをしてくれますので、ネパールでのトレッキングが初めての方でも安心してご参加いただけます。11月のツアーでは天候にも恵まれ、クスムカングルやタムセルク、コンデ・リといった6,000m峰も間近によく見え、エベレスト街道トレッキングに華を飾ってくれました。
チョルテンからのエベレストを展望する
ナムチェをベースにエベレスト展望トレッキングを満喫!
11月のナムチェ(3,440m)では、朝は気温が5℃前後まで冷えますが、雲ひとつない青空の下を気持ちよく歩くことができます。ジャンポチェ(3,841m)までゆっくりと登り、そこで顔を上げると、雪煙たなびくエベレストの雄姿を見ることができました。すこし急な登りを登ってきたため、いっそう印象深く見え、皆様と感動を共にしながら写真を撮りあいました。ジャンポチェの丘に建つエベレストビューホテルに立ち寄り、ティータイムを楽しむ間も、エベレストを筆頭に、ローツェ、アマダブラム、タムセルク、クスムカングルなどの大パノラマが広がり、今回のトレッキングに華を添えてくれました。
エベレストを眺めながら展望地へ進む
トレッキングの縁の下の力持ち
6日間のトレッキングを楽しみましたが、私たちはデイハイキングの荷物だけで毎日歩くことができます。暖かい寝袋やトレッキング生活に必要な装備、食料を運んでくれたのは、ゾッキョという家畜です。ゾッキョは牛とヤクの合いの子で、大きな身体と角をもっており、それぞれの良さを受け継ぎ、速度はゆっくりですが力強く、悪路でもしっかりと進むことができます。ゾッキョが私たちの荷物を運びますが、彼らを目的地まで連れて行くのが、ゾッキョドライバーと呼ばれるシェルパ達です。口笛と杖と声をつかい、ゾッキョを巧に誘導していきます。彼らの声は遠く後ろからも聞こえてくるほどよく通り、独特の掛け声には、慣れるまでは少し驚かされますが、エベレスト街道でのトレッキングには欠かせないトレッキングを支える仲間たちであり、彼らに背中を押されるようにして、ゆっくりとナムチェを目指します。
旅を助けてくれたゾッキョ
自然と共にあるチベット仏教
エベレスト街道でのトレッキングでは、道の真ん中に鎮座している岩や石積みがいくつも現れます。小さいものでも2mはあり、大きいものだと一軒家ほどの大きさがあり、それらには、岩を埋め尽くさんばかりにチベット文字が刻まれています。これはマニ石と言って、必ず時計回りに通過していきますが、何が刻まれているのかとシェルパに尋ねると「功徳のためのお経が彫られているんだ」と教えてくれました。シェルパ達にとって、不浄の手である左手をマニ石に向けることは信仰としてタブーであり、マニ石に対して右手側を向けるために、時計回りで進んでいくそうです。また、マニ石の周りにあるマニ車はお寺や店の軒先にもあり、日本のお寺の一部にもあります。ご存じかもしれませんが、一周回す毎にお経を一回読んだことと同じご利益があるとされており、私たちもトレッキングの安全と成功を祈りつつ右手で回してすすみました。
クルクル回すマニ車と、クルリと回るマニ石