Alpine Square / アルパイン広場
9月1日出発「インド洋の楽園マダガスカル ツインギー・トレッキングとペリネ保護区 11日間」
インド洋の楽園マダガスカルへ
マダガスカルへは成田空港からエミレーツ航空で出発、アラブ首長国連邦のドバイを経由してインド洋のリゾートアイランド“モーリシャス諸島”へ。そこからまた乗り継いでマダガスカルの首都アンタナナリヴまで、総搭乗時間はなんと約18時間。世界で第4番目に大きい島マダガスカルは遠い国です。首都のアンタナナリヴは島のほぼ中央に位置し、標高約1300mなので熱帯性気候のマダガスカルの中では年間を通じてとても快適な気候です。街中に出てみると、混沌としたアフリカらしい活気に溢れているのですが、住民の祖先はインド洋を渡ってきたインドネシアやマレー系の人が多いらしく、どことなくアジアを感じるような顔立ちを観ることができます。
マダガスカルの特異な自然・バオバブ
マダガスカルは、1億6千年以上前にゴンドワナ大陸から分離して以来、大洋の中で孤立した大きな島として歩み、それゆえに大陸から渡ってきた動植物は独自の進化を遂げ、現在その8〜9割は固有種といわれています。島を象徴するバオバブは、世界で約10種あり、そのうち7種がこの島の固有種だと言われています。マダガスカル西岸のムルンダバ郊外では樹齢500年を超える見事なバオバブの並木道をはじめ、様々な種類のバオバブを求めてハイキングをしました。最後は貴重なバオバブ並木の美しい夕景の鑑賞です。まさにここでしか観ることのできない絶景です。
世界遺産ツインギーを求めて
ムルンダバの北約200kmに今回のツアーの最大目的地、世界遺産ツインギー・デ・ベマハラ国立公園があります。公園の入口ペクパカまで丸1日かけて移動します。日本製の四輪駆動車で大変な悪路を約200km。途中、2つの川の橋がないので渡し船で横断します。ムルンダバを朝7:30に出て、ペクパカ到着は17:30。約10時間、車に揺られっぱなしでクタクタになりながらの移動です。ガイドいわく、この道は国道8号線とのことですが、ほとんど舗装されていません。ただ、どんなに奥地に行っても村があり、車に向かって一生懸命手を振る現地の子供たちの笑顔には癒されます。
特異な地形、世界遺産ツインギートレッキング
マダガスカル語で「裸足で歩けない土地」を意味するツインギーは、多孔性の石灰岩が水の浸食作用でもろくなり、数万年かけて削られてできたカルスト地形の一種です。この奇怪な岩が連なる風景がつくられたプロセスは複雑で、世界でもほかにほとんど例がありません。また、この特異な地形が人間や外敵(家畜や山火事)の侵入を阻む、いわば生物を守る砦となりました。進化の過程で手足の裏に厚い肉趾(にくし)を発達させた原猿キツネザルは、針岩が林立する生息地を移動できるようになり、ベマラハ国立公園には11種が生息していると言われています。今回は、大小2つのツインギーのうち大ツインギーを訪れ、各自ハーネスを付けて、約5~6時間の周回コースを慎重にトレッキングしました。歩くことによって驚異の地形ツインギーの景観をたっぷり楽しむことができました。
マダガスカル固有の動物達とのふれあい
マダガスカルには固有の動物が数多く生息しています。代表的なのはマダガスカルしか生息していないといわれる“キツネザル”です。アンタナナリヴ近郊のレミューズ・パークでは間近にキツネザルを見学できるし、東部のアンダシベ近郊のレミュール・アイランドではキツネザルの餌付けも体験できます。また, マダガスカルは“カメレオン王国”といわれるぐらい、世界でも珍しい多種多様のカメレオンが生息します。そのカメレオンと触れ合えるのが、カメレオン・ファーム(爬虫類園)です。大きいのから小さいものまで何種類ものマダガスカル固有のカメレオンを観察できました。