海外・国内のハイキング、トレッキング、登山ツアーのアルパインツアーサービスです。
ツアーコード: CS00CQ 17
千年もの歴史を誇るスペインの巡礼路を歩きます。ハイキング愛好家に人気の「オリジナルの道」から「フランス人の道」の最終部分をつないで、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの合計130kmを7日間かけて歩きます。現地ガイドと伴走車が同行するので安心です。大聖堂前で感動のゴールを迎えます。
● 燃油サーチャージ(2016年12月20日現在:目安約4,000円〜7,000円)が別途必要です。今後変更となる場合はご旅行代金ご請求の際にご案内いたします。
● ツアーリーダー:ビルバオからビーゴまで同行します。添乗員は同行しませんが、出発日と発着地によってはツアーリーダーが全行程同行します。
● 最少催行人数:12人
● 食事:朝10回、昼8回、夕8回
● 利用予定ホテル:Bクラス以上
● 一人部屋利用追加料金:¥90,000
● 利用予定ホテル:ここをクリックしてご確認ください。
※大阪・名古屋・福岡・札幌などからのお得な日本国内線特別代金プランあり。
9世紀の初期、キリスト12使徒のうちの一人で聖人と崇敬される聖ヤコブの遺骸がスペイン北西部ガリシア地方で奇跡的に見つかりました。当時この地で盛んだったキリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)とあいまって、この地(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)は、ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の3大巡礼地となりました。以来、時代によって波はあったものの毎年何千、何万人ものキリスト教徒がこの地への巡礼路を辿りました。12世紀の全盛期には修道院やホスピスなどが整備され巡礼者の安全が確保され、周辺のキリスト教諸王候の保護もあって、隣国フランスからだけでなくヨーロッパ各地や遠くロシアから毎年、多くの人々が巡礼に訪れ、年間最大で50万人もの人が歩いたといいます。1993年、その価値が認められ、この巡礼路はユネスコ世界遺産に登録されました。道としての世界遺産登録は現在、日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」、メキシコとアメリカを結ぶ銀の交易路「エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ」に南米の「カパック・ニャン(古代インカ道)」と、この巡礼路の4つのみです。
「オリジナルの道」の峠越え
緑美しいガリシア州をいく
数あるサンティアゴ巡礼路の中で最も人気のある「フランス人の道(カミノ・フランセス)」はフランスの国境から約800kmあり、徒歩で1カ月間ほどかかりますが、このコースでは、前半、いくつかあるサンティアゴ巡礼の道の中でも9世紀にアルフォンソ2世によって歩かれ、歴史上最初に巡礼の道として定着した「オリジナルの道(カミノ・プリミティヴォ)」のハイライトを歩きます。そして、後半に「フランス人の道」の最後の部分に合流し、聖地サンティアゴ・デ・コンボステーラまで合計130kmを歩きます。「オリジナルの道」は「フランス人の道」ほど人気はなく、日本でガイドブックなどに登場する機会はこれまではほとんどありませんでしたが、緑豊かなアストゥリアス地方の山がちな土地を行くルートで、より自然の中を静かに歩けることから、現代になってハイキングを愛するイギリス人などに人気が出てきたコースです。1日の平均歩行距離は約20kmで、高低差は1日最大550mほどです。宿泊は巡礼宿(アルベルゲ)ではなくホテルを利用します。ホテルからホテルへ毎日、荷物を運送しますので、ザックの荷物はその日に行動中に使用するものだけです。経験豊かな現地ガイドとツアーリーダーが一緒に歩き、万一の場合には伴走する車のサポートも得られますので安心してご参加いただけます。
「オリジナルの道」をオー・ホスピタルへ
アルト・デ・ラ・マルタ峠で伴走車と合流
巡礼がもっとも盛んになった12世紀、日本の四国お遍路さんの衣装のように沿道の人がひと目で巡礼者とわかるように、巡礼者の服装は、大きな帽子に裾の短い外套、長い杖にホタテ貝の飾り、水筒代わりのひょうたんと定められました。このコースではホタテ貝の飾りをツアー初日にプレゼントいたします。また、クレデンシアル(巡礼手帳)もツアー初日にお渡しします。ルートの途中の宿やレストランで各自で押印をもらい、巡礼の最後、サンティアゴ大聖堂で巡礼証明書(コンポステーラ)を発行してもらう際に提示します。巡礼証明書をもらうには、サンティアゴ・デ・コンポステーラを含む部分で徒歩で100km以上歩くか、または、自転車で200km以上走ることが必要です。
巡礼者のシンボル、ホタテ貝の飾り
巡礼手帳にスタンプをもらう
日程 | 発着地 | スケジュール/食事/宿泊地 |
---|---|---|
1 |
各地 発 ビルバオ 着 |
午前、東京・大阪発 ヨーロッパ内都市で乗り継ぎ、スペイン北部の町ビルバオへ。 深夜、ビルバオ着。 食事機- 宿泊地 ビルバオ泊 [ホテル] |
2 |
ビルバオ 発 世界遺産ビスカヤ橋オビエド 着 |
朝、世界遺産のビスカヤ橋へ。午前、専用車でオビエドへ。途中、足慣らしを兼ねて海岸線のトレイルを歩きます(徒歩約1.5時間)。その後、専用車でオビエドへ。 食事朝昼夕 宿泊地 オビエド泊 [ホテル] |
3 |
世界遺産オビエド建造物オビエド 発 バラヨ・ビーチ 着/発 巡礼路1日目ティネーオ 着 |
朝、世界遺産登録のオビエドの建造物、プレ・ロマネスク様式の教会を観光。午後 専用車で約1時間のスタート地点へ。 大西洋・ビスケー湾の海岸沿いのトレイルをコアーニャへ(9km/ 徒歩約3時間)。専用車でティネーオへ。 食事朝昼夕 宿泊地 ティネーオ泊 [ホテル] |
4 |
ティネーオ 発 巡礼路2日目
サンタ・マリア修道院 着/発 |
朝、今日のスタート地点ラ・ペレーダへ。 ゆるやかな起伏の農道をティネーオへ。森の中の道を登ってサンタ・マリア・デ・レアル・デ・オボナ修道院へ(17.5km/徒歩約6時間)。専用車でティネーオへ戻ります。 食事朝昼夕 宿泊地 ティネーオ泊 [ホテル] |
5 |
ティネーオ 発 モンテフラド 着/発 ルーゴ 着 |
標高差約550mを登ってアルト・デ・ラ・マルタの峠(1,100m)を越えてモンテフラドへ下ります(18km/徒歩約7時間)。 本日の宿泊地ルーゴへ。 食事朝昼夕 宿泊地 ルーゴ泊 [ホテル] |
6 |
ルーゴ 発 オー・ホスピタル 着/発 ルーゴ 着 |
朝、街を囲む世界遺産登録のローマ城壁群をウォーキング(徒歩約1時間)。出発点へ。緑美しいガリシア地方の田舎の道をオー・ホスピタルへ(19km/徒歩約5時間)。ルーゴヘ戻ります。 食事朝昼夕 宿泊地 ルーゴ泊 [ホテル] |
7 |
ルーゴ 滞在 アルスーア近郊 着 |
出発点へ。オー・ホスピタルより古の道を歩き、メリーデへ。「フランス人の道」と合流します。典型的なサンティアゴの巡礼の道をアルスーアへ(20km/徒歩約6時間)。 食事朝昼夕 宿泊地 アルスーア近郊泊 [ホテル] |
8 |
アルスーア近郊 滞在 |
アルスーアで「北の道」と合流し、さらに巡礼者の多くなった道をサンタ・イリーネへ(22km/ 徒歩約6時間)。ホテルへ戻ります。 食事朝昼夕 宿泊地 アルスーア近郊泊 [ホテル] |
9 |
アルスーア近郊 発
サンタ・イリーネ 着/発 サンティアゴ・デ・コンポステーラ 着 |
いよいよ最終日。「歓喜の丘」と呼ばれるモンテ・ド・ゴーゾを越え、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ(23km/徒歩約6時間)。到着後、大聖堂で巡礼証明書(コンポステーラ)をもらいます。 食事朝昼- 宿泊地 サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊 [ホテル] |
10 |
サンティアゴ・デ・コンポステーラ 滞在 |
午前、世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街の半日市内観光。午後、自由行動。街の散策やオプショナル(別料金)でフィニステーレ訪問などをお楽しみください。 食事朝-夕 宿泊地 サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊 [ホテル] |
11 |
サンティアゴ・デ・コンポステーラ 発 |
午前、専用車でビーゴへ(約1時間)。午後、ビーゴ発 ヨーロッパ内都市で乗り継ぎ東京へ。 食事朝-機 宿泊地 機中泊 |
12 |
東京 着 |
夜、東京着。 食事機 |
※航空会社の都合や現地事情により、日程は一部変更される場合があります。
●当社では、75歳以上の方には、ご健康に支障がない旨を確認できる健康診断書等のご提出にご協力をいただいております。なお、検診等にかかわる費用は別途必要となります。