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エチオピア最高峰ラスダシャン登頂とラリベラ、ゴンダール探訪 15日間

ツアーコード: IR00AS 15-16

ゲラダヒヒや希少なオオカミなどが生息するシミエン国立公園を舞台に、エチオピア最高峰ラスダシャンを目指します。荒涼とした峰々と深い渓谷が造り出す独特の景観が見事で、高所順応に配慮した6日間の登山行程で登ります。旅の後半は、2つの世界遺産・ゴンダールとラリベラの石窟教会群を訪れます。

レベル・高度・施設 / ツアーの種類

ツアーレベル
5
宿泊高度
3000-3800
宿泊施設
ホテル ロッジ テント
ツアーの種類
サミット倶楽部

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● 燃油サーチャージ(2015年12月20日現在:目安約26,000円)が別途必要です。今後変更となる場合はご旅行代金ご請求の際にご案内いたします。
●ビザ=エチオピア/ビザ申請料金9,160円=実費4,840円+申請料金4,320円(2015年12月現在、手数料・消費税込み)の取得が別途必要となります。
●予防接種:出入国手続き上、黄熱病予防接種証明書は不要ですが(義務ではない)、エチオピアは黄熱予防接種推奨地域(WHO世界保健機関2015年)に指定されております。予防接種にかかる費用はお客様のご負担となります。
● ツアーリーダー(添乗員):東京から東京まで全行程同行してご案内します。
● 最少催行人数:10人
● 食事:朝12回、昼13回、夕13回
● 利用予定ホテル:Bクラス以上
● 一人部屋利用追加料金:¥35,000(ロッジ泊含む、テント泊除く)
● 利用予定航空会社:エチオピア航空

※登山:現地ガイド、コックが同行。荷物は各キャンプ地まで馬(ラバ)が1人10kgまで運搬。
※行動範囲:3,240m~4,550m、最高宿泊地3,620m。高山病の影響ややあり。
※エチオピア航空の国内線はフライトスケジュールが非常に流動的です。そのため、突然のスケジュール変更にも対応できるように余裕を持った日程としておりますが、事情により日程が一部変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※ラスダシャン登山は通常ピッケル、アイゼンを必要としません。これらを使用しなければならないような自然条件の時は登山を中止します。

 

ツアー情報ツアー情報

エチオピア最高峰ラスダシャン と世界遺産シミエン国立公園

エチオピア最高峰ラスダシャン(4,550m)は、エチオピア北部のシミエン国立公園に位置し、台地状の峰々が深い谷によって寸断され、それが幾重にも連なる独特の景観を形成しています。キリマンジャロ(5,895m)、ケニア山(5,199m)、ルウェンゾリ(5,109m)に次ぐ、アフリカ大陸第4位の高峰としても知られています。

独特の景観が広がるシミエン国立公園
独特の景観が広がるシミエン国立公園

デジェン峠(4,260m)からラスダシャン山頂(4,550m)を望む
デジェン峠(4,260m)からラスダシャン山頂(4,550m)を望む

エチオピアは、総延長7,000kmといわれるアフリカ東部を南北に縦断する長大なグレート・リフトバレー(大地溝帯)が国土の中央を分断しています。谷の両側は4000m級の峰々が連なる高原地帯で、その底には数多くの湖とサバンナが広がります。

登山中に出会ったゲラダヒヒの群れ
登山中に出会ったゲラダヒヒの群れ

ワリア・アイベックスに出会えることも
ワリア・アイベックスに出会えることも

この標高差のおかげで多様な植生をはぐくみ、厳しい自然環境のなかで、独特の動植物が生息しています。希少なワリヤ・アイベックスやアビシニア・ジャッカル(シミエン・フォックスとも言われハイイロオオカミの近縁)の生息地として特に有名です。また、登山中によく見ることができるのが固有種のゲラダヒヒで、首と胸の赤い皮膚が露出しているのが特徴です。さらに、ジャイアント・ロベリアなど大型の高山植物も目にすることができます。

アビシニア・ジャッカル(オオカミと近縁)
アビシニア・ジャッカル(オオカミと近縁)

素朴な子供たちとの触れ合いも登山の楽しみ
素朴な子供たちとの触れ合いも登山の楽しみ

ラスダシャン登山は、車道を利用してチェンネック(3,600m)から4日間で登ることも可能ですが、本コースでは、あえてサンカバル(3,240m)から登り始め、途中に順応日を設けるなど高所順応に配慮した6日間で登ります。6日間にすることで、登頂率が高くなるだけではなく、登山中に希少な動物たちとの遭遇率も高くなります。

キャンプ地での朝食風景
キャンプ地での朝食風景

キャンプの際は洗面器でお湯を準備します
キャンプの際は洗面器でお湯を準備します

また、頂上に至るまでの間に、世界自然遺産のシミエン国立公園の独特の景観をより一層楽しんでいだけるよう考慮した登山行程で皆さまをご案内いたします。

陽気な登山ガイド(スカウト)
陽気な登山ガイド(スカウト)

専属のコックが同行します
専属のコックが同行します

世界遺産ゴンダール

17世紀から19世紀にエチオピアの首都であったゴンダール。17世紀初頭にファシリデス王がマラリアから民を守るためとカトリック教会の侵入により多くの争いがおきて統治が難しくなったため、エチオピア正教だけの新しい都市の再建する目的でこの地に遷都したと言われています。
本コースで訪れるゴンダール城は、アフリカにありながら中世ヨーロッパのような城塞であったため、不思議の城と呼ばれています。また、ダブラ・ブラハン・セラシエ教会の「エチオピアのモナリザ」と呼ばれる宗教画や80体を超える天使の顔が描かれた天井画は圧巻です。

不思議の城と呼ばれるゴンダール城
不思議の城と呼ばれるゴンダール城

ダブラ・ブラハン・セラシエ教会の天使の天井画
ダブラ・ブラハン・セラシエ教会の天使の天井画

世界遺産ラリベラの石窟教会群

ラリベラの岩窟教会群は、巨大な一枚岩を掘り下げて造り上げられたエチオピア正教会の教会堂群で、世界の石造建築史から見ても非常に重要な建造物として世界遺産に登録されています。正確な建造年代は不明ですが、当時、聖地エルサレムへの道がイスラム教徒に占領されたことで巡礼が困難になったため、12世紀から13世紀にかけてこの地を支配していたラリベラ王の「第2のエルサレムにするように」という名によって築かれたといわれています。

ラリベラの十字架の形の聖ギオルギス教会
ラリベラの十字架の形の聖ギオルギス教会

ラリベラの聖マリア教会
ラリベラの聖マリア教会

紀元4世紀にキリスト教が伝えられて以来、エチオピアの人々は、ユダヤ教の流れをくむ古い形のキリスト教(エチオピア正教)を守り続けており、キリストの誕生を祝うクリスマスの大祭には、エチオピア全土から6万人を超える巡礼者が訪れます。本コースでは、縦横12メートルの十字架の形が残るように、周囲の岩を掘り下げて造られた聖ギオルギス教会と第一、第二教会群を訪れます。

ラリベラの聖救世主教会
ラリベラの聖救世主教会

コーヒーセレモニー
コーヒーセレモニー

アディスアベバの三位一体教会内部
アディスアベバの三位一体教会内部

アディスアベバのマルカート(市場)
アディスアベバのマルカート(市場)

日程表日程表

日程 発着地 スケジュール/食事/宿泊地
1 東京 発 夜、東京発飛行機香港経由、エチオピアの首都アディスアベバへ。 

食事

宿泊地 機中泊

2 アディスアベバ 着

アディスアベバ
市内観光
飛行機朝、アディスアベバ(2,440m)着。午前、バス専用車で市内を見渡せるエントット山を往復。その後、アファール猿人ルーシーのレプリカで有名な国立博物館へ。 

食事

宿泊地 アディスアベバ泊 [ホテル]

3

アディスアベバ 発
ゴンダール 着/発
デバルク 着/発
サンカバル 着

午前、国内線でアディスアベバ発飛行機エチオピア北部の古都ゴンダール(2,200m)へ。午前、バス専用車で世界遺産シミエン国立公園入口のデバルクへ。デバルクで登山手続後、さらにバス専用車で悪路をサンカバル(3,240m)へ(約5時間)。

食事

宿泊地 サンカバル泊 [テント]

4 サンカバル 発ラスダシャン登山
1日目
ギッチェ 着
登山開始。歩きジンバル滝を左手に眺めながら谷を越え、ギッチェ(3,600m)へ(徒歩約6時間/距離約11km)。

食事

宿泊地 ギッチェ泊 [テント]

5 ギッチェ 滞在ラスダシャン登山
2日目
ギッチェに滞在。歩きイメットゴゴ(3,926m)への往復トレッキングなどで高所順応に努めます(徒歩約6時間)。

食事

宿泊地 ギッチェ泊 [テント]

6 ギッチェ  発ラスダシャン登山
3日目
チェンネック 着
歩きアップダウンを繰り返しながら展望のよい道をチェンネック(3,620m)へ(徒歩約7時間/距離約11km)。

食事

宿泊地 チェンネック泊 [テント]

7 チェンネック 発ラスダシャン登山
4日目
アンビコ 着
歩きシミエン第2の高峰ブアヒット(4,430m)を右手に眺めながらブアヒット峠(4,200m)まで登ります。メシェハ川(2,800m)へ下り、さらにアンビコ(3,100m)へ登り返します(徒歩約9時間/距離約14km)。

食事

宿泊地 アンビコ泊 [テント]

8 アンビコ 滞在
ラスダシャン登山
5日目
ラスダシャン登頂
歩きアンビコからエチオピア最高峰ラスダシャン(4,550m)を往復します(徒歩約11時間/距離約16km)。
早朝、谷間に沿って放牧地へ登り、尾根を回り込むようにデジェン峠(4,260m)を目指します。テーブル台地状の稜線から頂上岩壁を登り、ラスダシャン(4,550m)に登頂。往路をアンビコへ下山(登り約7時間/下り約4時間)。

食事

宿泊地 アンビコ泊 [テント]

9 アンビコ 発ラスダシャン登山
6日目
チェンネック 着
歩き往路をチェンネック(3,620m)へ(登り約8時間/距離約14km)。登山終了。

食事

宿泊地 チェンネック泊 [テント]

10 チェンネック 発
ゴンダール 着世界遺産
ゴンダール探訪

午前、バス専用車で悪路をデバルクへ。さらにバス専用車でゴンダール(2,200m)へ(約6時間)。午後、世界遺産ゴンダールを探訪。独特の建築スタイルから不思議の城と呼ばれるゴンダール城、エチオピア最高傑作と誉れ高い宗教画のあるダブラ・ブラハン・セラシエ教会、ファシリダス王の沐浴場を訪れます

食事

宿泊地 ゴンダール泊 [ロッジ]

11 ゴンダール 発
バハルダール 着タナ湖クルーズと
青ナイルの滝

朝、 バス専用車で青ナイル川の源流タナ湖の沿岸の街バハルダール(1,800m)へ(約3時間)。午前、 船エチオピア最大の淡水湖であるタナ湖のクルーズへ(約3時間)。午後、 バス専用車で青ナイルの滝を往復(約3.5時間)。 

食事

宿泊地 バハルダール泊 [ロッジ]

12 バハルダール 発
ラリベラ 着世界遺産
ラリベラ探訪
午前、国内線でバハルダール発飛行機12世紀にラリベラ王がエルサレムを模して建設した都ラリベラへ。午後、世界遺産ラリベラの石窟教会群を探訪。聖救世主教会を含む第一教会群と一枚岩をくりぬいて造られた十字架の形をした聖ギオルギス教会を訪れます

食事

宿泊地 ラリベラ泊 [ロッジ]

13 世界遺産
ラリベラ探訪
ラリベラ 発
アディスアベバ 着
 

午前、聖エマニュエル教会を含む第二教会群を訪れます。昼、国内線でラリベラ発飛行機アディスアベバへ。午後、バス専用車でホテルへ。

 

食事

宿泊地 アディスアベバ泊 [ホテル]

14 アディスアベバ
市内観光

アディスアベバ 発
 

夜の出発までアディスアベバ市内観光へ。三位一体教会やマルカート(市場)などを訪れます。夕食時には、エチオピア舞踊を観賞。夜、アディスアベバ発飛行機香港経由、東京へ。
 

食事

宿泊地 機中泊

15 東京 着
 
飛行機夜、東京着。

食事

 

◎日程は、航空会社の都合や国立公園局の都合など現地事情により、一部変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

ご案内とご注意ご案内とご注意

●当社では、75歳以上の方には、ご健康に支障がない旨を確認できる健康診断書等のご提出にご協力をいただいております。なお、検診等にかかわる費用は別途必要となります。

●当ツアーで訪れる「エチオピア」には、外務省渡航情報「十分注意して下さい」が出されています(2015年12月現在)。外務省渡航情報と、外務省渡航情報が出されている地域への当社企画旅行に関する対応と自主規準についてはこちらをご参照ください。